結局モーリス・ジャンドロン
のはなが、あっちで寝ると言ったりこっちで寝ると言ったり。
一度はたいきとお母さんと寝ると言ってあっちに行ったのだけど。
なんかたいきがお母さんの隣を譲ってくれなかったとかで泣きながらこっちの寝室に来た。
なにか必死で訴えるのはな。
たいきが飛んできて
『いつもはたいちゃんがゆずってあげてるんだよ』
なるほど確かに。
しかし、なにか自分が悪者にされてるかもとかそういう不安を覚えたということだろうか。
わざわざ主張しに来たのは珍しい。
別に、たいきが悪いなんて思わないんだけどな。
なかなか輾転反側して眠れない様子ののはな。
あんまりのはなには聞かせてないけど、たいきで定番中の定番だったこいつを聞かせてみる。
<スポンサーリンク>モーリス・ジャンドロン、J.S.バッハ、無伴奏チェロ組曲。
これだ。
まずバッハなのだ。
バッハっていうのはすごく不思議で、特にこのスーツとかバイオリンパルティータとかだけど。
無調音楽なのかなっていうくらい一定したトーンで淡々と音符が流れる。
それでいて、情感豊かというか。
そして、このチェロという楽器は人間の声に一番近い楽器とも言われている。
だから子守唄みたいで落ち着くだろう、というのがこの曲を寝かしつけで聞かせる理由だ。
そして、この無伴奏チェロの録音はうちにあるだけでもカザルス、フルニエ、ジャンドロン、ミッシャ・マイスキー、ヨーヨー・マと5種類もあるし、世の中にはそれこそ何十種類とか、ひょっとしたら100種類くらいの録音があると思う。
しかしやっぱりその中でもこの、ジャンドロンがいい。
巧まない、淀みない演奏。
スーッと流れて、スーッと入ってきて、スーッと寝てしまう。
誰と覚えてないのも含めて10種類以上は聞いたけど、やっぱりジャンドロンに尽きる。
というわけでこれを流してみた。
今日は第3組曲から。
そして、案の定1曲目プレリュードが終わる前には落ちてた。
ありがとうバッハ。
ありがとうジャンドロン。
おかげさまで洗濯物干せます。

ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません