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女の子にうんこドリルを買い与えるべきか迷う

お父さんであること, 子育てを考える, 日記

たいきが最近二桁の足し算をする。

大体、54+17みたいな二桁足す20未満の数字で繰り上がりする計算の正答率は80%くらい。

3000−1は?って聞いたら、にせんきゅうじゅうきゅう!って答えてた。

これはかなりおしい。

というかまあ、5歳児としては上出来だろう。

私は、小学校1年生に上がったときまだ足し算を知らなかったのだ。


ピアノ教室のすぐ近くにくもんの教室があって、何回かたいきに行ってみないかと誘ってみたのだけど、絶対嫌、とにべもなく断られていた。

まあそのうちでいいかと諦めていたんだけど。

たいきが、ベイブレードを全種類買ってほしいと言い出したので、くもんに通ってレベルアップする度に買ってやるならいいよと言ったら行くと言い出した。

ちょっとここでこういうことを言うのもなんなのだけど、この話、本題とは関係ない。

今日書きたいのはそういう話じゃないのだ。

でも、このへんから書き始めるしかない話ではあるのだ。

だからまあ仕方ない。

話を続けよう。

とにかくベイブレード欲しさにたいきはくもんに行くことになった。

先日初めて体験授業に行ったのだけど。

随分緊張していた。

教室に入るのを待つ間、私の手を結構強く握っていたし、その手はうっすら汗ばんでいた。

こうやって成長していくのだ。

お兄ちゃんは大変だ。

なにしろロールモデルがいないのだ。

何をはじめるのも、自分ひとり。

妹はいいよね。

お兄ちゃんがやってるのを羨ましそうに眺めて、それをやらせてもらうだけだから。

なんにも怖い思いなんかしないだろう。

こうやって緊張するのはたいきだけなのだ。

そんなことを思いながら手を握り返した。


とにかくひらがなが読めない。

計算もいいけど、ひらがなが読めてくれないと話にならない。

くもんの先生はつまりそういうことなんだと思う。

まずはひらがなを覚えようということになった。

表には「くま」と書かれた文字とくまの絵。

裏には大きく「くま」だけ書かれている。

そんな感じの「いぬ」とか「しか」とか書かれている紙を何枚かもらってきた。

やってはみたけど、なかなか身が入らない。

これで字を覚えてもいいのだけど。

うーん。

どうしたもんか。

そう思っていた矢先だ。

近所のスーパー併設の本屋で見つけたのだ。

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噂には聞いていた。

うんこドリル。

恐る恐る手にとって、開いてみた。

1ページ目。

最初のページで3つのひらがなを練習する。

「う」「ん」「こ」

思わず吹いた。

コーヒー飲んでなくてよかった。

なんたる破壊力。

ひらがなの学習にはセオリーがある。

まずは「く」「つ」「し」「へ」。

そして「い」「り」「に」「こ」。

といった感じでだんだん難しいひらがなに挑戦していくのだ。

このドリル、そんなセオリーに従うのは2ページ目から。

1ページ目はあくまで「う」「ん」「こ」。

もう、このページを見ただけでたいきが腹を抱えてゲラゲラ笑うのが目に浮かぶ。

これは、圧倒的な正解だ。

これぞ必勝パターンだ。

迷わず買うことにした。


さあ。

そして本題だ。

たいきだけに楽しいものを買っていくわけには行かない。

のはなにも塗り絵か何かー

と思ったら、うんこドリルの棚にこんな物があった。

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これだ。

開いてみると最初のページは

絵の左はじで消防士さんがホースを持っている。

右はじに大きなうんこ。

そして、ホースからうんこに飛ぶ水を描こうという内容。

よしよし。

これで、たいきはうんこで大喜び。

のはなもこっちでうんこに大喜び。

そういう絵は浮かんだ。

そこでふと思ったのだ。

「本当にこれをのはなに買ってやっていいのか?」

そして、ちょっとぞっとしてしまった。


たいきは保育園からの帰り道、お友達と一緒になって

「さよならうんこー!」

「またねおしっこー!」

なんて叫んでる。

私もお友達のお母さんも

「ばっちいからやめて」

くらいのことは言うけれど、そんなに目くじらを立てることはない。

じゃあそれが、のはなだったらどうだろう。

やっぱりたいきのときとは違った感じになる気がする。

真剣に怒るわけじゃないけど、多分やめさせるだろう。

でもそれは正しいんだろうか。

男の子は言っても良くて、女の子は駄目。

それでいいんだろうか。


日本語には男の子の一人称として「ぼく」があるけど、女の子には「わたし」しか許さない。

「ぼく」は男の子に「子供」であることを許す一人称だ。

女の子にはそれがない。

女の子には、いち早く大人びた振る舞いを求めるのが日本語なのだ。

そのことは知っていたし、嫌だなと思っていたけれど。

思っていたけれどやっぱり私は、うんこドリルを2冊手に取ったときに、5歳の男の子がうんこうんこ言って笑い転げることは許容できるのに、2歳の女の子がうんこうんこ叫ぶのは良くないと思ってしまった。

ひとは、こうやって女の子にうんこドリルを買うことをやめることで、女の子から子供らしく過ごす期間とか、あるいは男の子と同じように品のない言葉遣いや野蛮な振る舞いをして「なめられない」力を持つこととかを、奪ってしまうのか。

いや、これはよくない。

どう育てたらどう育つのかとかは私にはわからないけど。

それは私がやりたい育て方じゃない。

ひょっとしたらこのドリル、男児と女児では利用率が大きく違ったりしないだろうか。

いや、多分、きっと大きく違うはずだ。

でも私は、そっち側にはいたくない。

うちの子はそっち側じゃないんだ。

私はうんこ側にいたいし、うちののはなにはうんこ側にいてほしいんだ。

うんこと言える子なのか、うんこと言えない子なのかで言ったら、うんこと言える子でいてほしいのだ。

「いや、本当にそれでいいのか?」

私の中の誰かが囁いた。

いいのだ。

余計なことを言うな。

私に話しかけるそいつを振り払う。

これは気持ちの問題じゃなくい。

理念の問題なのだ。

私がそこを今まで曖昧にしていたことが、あるいはちゃんと向き合いきれていなかったことが、いまこの場所でこの3才児用のうんこドリルを手にとったことでわかってしまった。

しかし、今、はっきりと決めるしかないのだ。

もう、曖昧にはできないのだ。

ああ、こんなところで、まさかうんこに、人生の選択を迫られるとは。

私は勇を鼓して2冊目のうんこドリルを抱え込み、そのままレジに向かった。

これでいいのだ。

私は間違っていない。

きっと大丈夫だ。

そう、自分に言い聞かせながら。


果たして、ふたりとも大喜びだった。

どこまで続くかわからないけど、着手はできた。

たいきは大喜びで「う」と「ん」と「こ」を10回ずつ練習できた。

明日もきっとやれる。

明日は「し」「つ」「く」「へ」だ。

明日最初の例文は

「○ばさのあるうんこが、まほうを○かう」

これだ。ま

『○』を埋めるのだ。

大喜びで「つ」を10回書くだろう。

のはなはまあ続けなくてもいいのだ。

とりあえずたいきと同じようにうんこのカキカキできるものがあればよかったし、これがひらがなの練習にいずれ繋がってくれれば言うことはないけれど。

まあまだ2歳だから鉛筆を持つのもおぼつかないし。

とりあえずうんこ学習の楽しみだけ覚えてくれればそれでいい。

「うんこライオンにたてがみを描くのはな」

こんなに「うんこ」って口にした日は今までの人生でなかった。

それぐらい、ひらがなを教えながら「うんこ」を口にした。

そして、勉強をしながらこんなに笑ったこともなかった。

たいきは書いてる間もクスクス、書き終わってゲラゲラ。

そして例文を読んで椅子から転げ落ちんばかりに笑っていた。

のはなはそれを見てうらやましくなって、自分のうんこドリルを持ってきた。

そして、うんこに一生懸命線を引いた。

何度もお父さんに鉛筆の持ち方を直されながら、それでも飽くことなく何度も何度も力強く線を引いた。

『うんこになっちゃったー!』

なんて叫んでいた。

よしよし。

やってみればなんのことはない。

女の子が「うんこ」言ったっていいじゃないか。

思ったほどその光景に自分が引かなかったことに安堵した。

のはなはそんな私の胸中を知る由もなく、とにかく嬉しそうだった。


うんこドリル。

最高だ。

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