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中国が軍事力と同じくらいオリンピックとピアノに力を入れている気がする

ニュース関連, バラエティ

なんか、オリンピックを見ていて思ったのだ。

中国すごい。

シンプルに。

すごい。


なんでそう思ったかを説明するには少し歴史を遡らなきゃいけない。

いや、あえてあんまり調べずに記憶だけを頼りに書くから細かいところは間違ってたらごめんなさい。

私が最初に見たオリンピックはロサンゼルスオリンピックで、カール・ルイスがヒーローだった。

1984年だ。

それからソウルオリンピック。

ここまではアメリカとソ連が最強だったんだと思う。

91年にソ連が崩壊して、92年がバルセロナ。

アトランタを挟んで、20世紀最後のオリンピックが2000年のシドニーだったかな。

このころ日本人は毎回何人か金メダルをとっていて、でも大体入賞したとかしないとか。

で、このころはやっぱりアメリカ、ソ連(ロシア)、ドイツ、イギリス、フランスなんかが順当に強かったような気がする。

そんな感じだった。

2004年のアテネ・オリンピックは、何がすごかったって、もちろん男子体操総合の「栄光の架け橋だ!」の伸身の新月面の着地もすごかったし、その元ネタになってる栄光の架け橋が名曲だったのももちろんなのだけど、とにかくヒーローがたくさんいたのだ。

柔道では「谷でも金!」という意味不明な決意表明通り金メダルをとった谷亮子をはじめ金メダルを取りまくり、吉田沙保里さんや伊調馨さんがレスリングで金メダルを取れば、水泳では北島康介、ハンマー投げで室伏広治、水泳で柴田亜衣が金メダルをとった。

高校の先生ながら銀メダルに輝いたアーチェリーの山本博に皆驚いたし、金を期待された浜口京子の銅メダルに皆涙したのだ。

一言で言って、大躍進だった。


でもちょっと不思議といえば不思議なのだ。

日本は1990年にはバブルのおかげもあって世界第二位の経済大国というやつになっていたはずだ。

Japan As No.1だったのだ。

その国力を持ってして、オリンピックでは大して活躍できなかった。

「やっぱり白人や黒人とは体格差があるから」

そんな風に思っていたし、言っていた。

ただ、例外が日本と中国。

日本はなんだかんだ豊かだから、ちょっとは金メダルが取れる。

中国は子供時代から選抜された子供に超絶英才教育を施して、ロボットのように育成して金メダルをとらせる。

そんな感覚だった。


しかし、どうもこれは違うような気がするのだ。

中国は今考えるとアテネより前からちゃんと金メダルをとっていたと思う。

今の中国じゃない。

世界で何番目かもわからない、発展途上国とは名ばかりの、社会主義製作に失敗した後進国中国だ。

BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)って言葉は2000年すぎに出てきたのだったと思うけれど、この言葉を最初に使った人は「BRICsは人口多くて国土広くて資源があるから、2050年くらいには世界のベスト6に入る国になるかもしれない(から投資先として面白い)」と言ったのだ。

国力がある国だ、とは全く思われていなかったと言っていい。

しかし、中国がずっとやってきたように、そもそも子供時代に才能を見出して選抜するには、子供のスポーツ競技人口が多くなきゃいけない。

そして人が世界で伍して戦えるほどに成長するには、軍隊式奴隷式のマネジメントだけじゃなくて、きちんとした教育システムが必要だ。

それを中国は、90年代からある意味誰よりも真面目にやってきたのじゃないだろうか。

今回、日本も金メダル27個(世界3位)と大健闘したが、中国は38個と、アメリカの39個に肉薄する勢いだった。

イギリスが22、ロシア17。

であとはかつての「欧州列強」はみんな10個以下だった。


今や中国は押しも押されもせぬ世界第2位の経済大国だ。

それも第3位の日本に大きく水を開けている。

アメリカ、中国の二強時代なのだ。

なんでこうなったのか。

その鍵が、私はオリンピックにあるような気がする。

いや、オリンピックだけじゃないのだ。

中国がオリンピックで「強引に」金メダルを取っていると言われてバカにされていたのは多分2000年頃だったろう。

そして、思えばユンディ・リがショパンコンクールでブーニン以来2大会ぶりに一位を獲得した(1990年、95年は1位該当者なしだった)のも2000年だった。

彼はヨーロッパ留学をしていない。

中国人の指導者のもと、中国人の指導者のショパン解釈のもとで、ショパンコンクールを取ったのだ。

あれから20年。

2020年開催予定だったショパンコンクールは、2021年に延期された。

すでに予選は終わっているのだけど、その本戦出場87人中、なんと22人が中国人なのだ。

もちろん国別に見たら一番多いのは言うまでもない。

以下、ポーランド16名、日本14名、韓国7名、イタリア6名と続く。


多分一事が万事なんだろう。

私が知らないだけで、いろんな文化的な分野で活躍する中国人が爆発的に増えているのだと思う。

そういえば、アニメーションも最近は中国製のアニメーションがすごいのだという話を聞いた。

SF小説「三体」も世界中でバカ売れしているらしい。

共産主義の中国で、こんな事が起こっているということは、何を意味するのか。

つまりこれは、文化振興政策なのだ。

中国はオリンピックで金メダルを取ることじゃなくて「文化の振興」に力を入れてきたということなのだ。

そして、それがいま花開いている。

ときあたかも、21世紀。

中国は21世紀の前半中に世界一の座をアメリカから奪うつもりなのだろう。

そのために、文化政策が必要であることを知っているのが、中国のすごいところだと私は思う。

軍事力じゃないのだ。

かつて、軍事力だけならモンゴルが世界一だったのだ。

世界の人口の数%を殺して地球の二酸化炭素濃度を下げたとすら言われる彼らの帝国は100年で滅びた。

それはモンゴル帝国が文化政策に力を注がなかったからだ。

漢も唐も宋も明も清も、文化政策に力を注いだ王朝はみんな200年以上続いたのだ。

そしてそれが中国3000年の連綿たる歴史を築いてきたのだ。

「BRICs」とバカにされていた中国が、いつの間にかオリンピックでもショパンコンクールでも主役に上り詰めた。

そして国連でもプレゼンスを発揮し、南アジアや中東、アフリカといった、今までNATOにもWATOにも「見向きもされなかった国々を「一帯一路」構想で支配下におきつつある。

そして、そちら側から世界を牛耳ろうとしているのだ。

中国は多分、アメリカしか見ていない。

ヨーロッパは、今や無視していいレベルの「過進国」「老人国」であって、もはや「先進国」ではないからだ。


一昨年だったか、海外に行く飛行機の中でクラシック音楽を聞こうと思ったら、ラフマニノフのピアノ協奏曲の映像があったので流してみたら中国のオーケストラ(北京交響楽団といったか上海交響楽団といったかちょっと詳しいことは失念した。)で驚いた。

しかし、それはそれは重厚で迫力のある堂々たる演奏だった。

そのうち、韓流じゃないけれど、中国の本格的な一流のコンテンツがあらゆる分野で奔騰のように日本に向けて流れてくる日が来るかもしれない。

いま中国に、日本はどう思われているだろうか。

経済規模で言えば一応3位。

しかし、中国から見ればもはやヨーロッパの有象無象と変わらない弱小国かもしれない。

アメリカの腰巾着で、中国のすぐ隣りにある、今も中国の漢字を使い続ける中国以外では唯一の国。

「こいつ、どうするのかな」

そんな風に思われているだろうか。

かつてシルクロードの一番最後は日本だった。

一帯一路は中国で止まってしまうのだろうか。

止めてしまっていいのだろうか。

アメリカとともに歩む道に未来はあるのだろうか。

日本は、あと数年で本当にそれを突きつけられるのかもしれない。

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