たいきの記録
のはなの具合が良くない。
いや、具合が悪いかというとそういうわけでもない。
鼻水と咳が出てるだけ。
ご機嫌もいい。
ただ、保育園には行けてない。
そして、今日日保育園はひとりお休みならきょうだいもお休みするのがルールなのだ。
これがなかなか厳しい。
たいきはおとなしくしてくれていた。
YouTubeを見たり、ブロックで遊んだり、おもちゃをぶちまけたり。
しかしそれも限界。
やっぱり戦いごっこはしたくなる。
それもあんまり付き合えないので消化不良。
「きのこのやまとちゅっぱちゃっぷすがたべたい」
と言い出したのは17:00。
うちにはない。
買いに行かなきゃいけないやつだ。
もう少し色々片付けて、ようやく手が空いたのは18:00過ぎ。
もう、これは一緒に買いに行ってやるしか無いだろう。
丸一日がまんしてくれたご褒美は必要なのだ。
たいきと二人で夕暮れの街に出た。
たいきはうきうき。
足取りも軽い。
繋いだ手を楽しげに振る。
何やら元気に歌っているのはなんの歌なのかわからないけど、とにかく歌っている。
たいきは4才だ。
繋いだ手はまだ小さく、でも温かい。
その歌声。
その感触。
もう、あっという間に大きくなってしまうであろうたいきの記録。

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