一人で二人を見るのは本当に大変
今回初めて、たいきとのはなを2日間一人で見ていた。
ぶっちゃけたった2日なので”ワンオペ”という言葉を使うのはおこがましいのはわかっている。
わかりやすいから使っているだけだ。
で、結論から言うと、吐きそうなほど大変だった。
なぜか。
これも結論から言ってしまう。
たいきものはなも、ちゃんと構ってもらえない時間を我慢してくれるし、一人で機嫌良く過ごすことができる時間も決して短くない。
しかし、それでも大変だった。
私から見ると
①たいきと遊ぶ
②のはなに構う(お昼寝抱っこも含む)
③家事をする
という仕事(?)があって、その合間に一息つく時間がほしいのだけど、たいきから見れば②と③は我慢してる時間だ。
ご飯を食べ終わるとすかさず
『おとーしゃん、あそぼ!』
いや、まだのはながご飯だべてるから。
のはなが食べ終わったら、片付けもしたいし。
そろそろ午前中に回した洗濯物も干したいし。
その間たいきはうずうずして待ってる。
家事が終わると
『あそぼ!』
遊ぶ。
ひとしきり遊ぶとのはながぐずり始める。
眠いのだ。
しかたないのでたいきに我慢してもらってお昼寝の抱っこ。
のはなが起きるまで我慢してくれたたいきは本当に偉い。
偉いのだけど、とにかくのはなが起きた瞬間に
『あそぼ』
だ。
トイレ行きたい。
ていうかタバコ吸いたい。
いや違う。
タバコが吸いたいんじゃない。
タバコを吸うという名目で、5分、いや、3分でいいからここを離れたい。
嘘ついてタバコは吸わないけど外に行こうかなと思ったのだけど、玄関から出たら絶対タバコ吸っちゃうと思ってがまんした。
それに、たいきだっていっぱい我慢してくれているのだ。
家事なんかやってると必ずのはなが泣き出す。
なにかたいきのおもちゃを取ろうとして返り討ちにあって泣き出すのだ。
そのたびにたいきは私に怒られるんじゃないかなんてビクビクしなきゃいけない。
私もしかりもしないけれど、3回に一回くらいは「そんな風に断っちゃだめ」という事案(のはなを押して転ばせるとか、手をあげようとするとか)が発生しているから、それは注意することにはなる。
おもちゃだって結局のはなに貸してくれる。
だから、たいきはのはなとじゃなくて私と遊びたいのだ。
私が相手ならけんかにもならないし我慢することもない。
とにかくここはたいき優先だ。
たいきも我慢したけど、やっぱりのはなは相当我慢した。
日中、特に期限が悪くなることもなかったし、お昼寝もしたしご飯も食べた。
YouTubeも見たし、たいきや私ともたくさん遊んだ。
意外と平気じゃんぐらいに思っていた。
しかし夜だ。
一日目の夜はお母さんがいないのを探すのと、いないのが理解できなくて泣くので、結局4時間ぐらいしか寝ていない。
昨日の夜はそれでもなんとか25時〜6時位までは起きずに寝てくれたけれど、ちゃんと寝るまでは眠りが浅くて大変だったし、6時に起きてひとしきお母さんを探した後は、やっぱり二度寝はしてくれなかった。
で、3日目の夜。
つまり、さっき。
お母さんと、iPadのLINEを使って通話。
のはなはお母さんの顔が大写しになったiPadを、穴が空くほど見つめていた。
たいきが大きな声でずっと喋っていて、お母さんはそれに答えていたけれど。
画面は完全にのはなのものだった。
そして、ご機嫌でバイバイ。
お母さんと話せてよかったねなんて声をかけながら通話を切って。
お母さんの顔が見えなくなった瞬間。
大絶叫、大号泣。
あわててすぐにお母さんとつなぎ直す。
さっきはソファに置いたiPadを眺めていたけれど、今度はもう両手にiPadをもって離さない。
お母さんの方には天井しか映っていないので、せめてカメラの角度を変えようと手を伸ばすと
「あーたんの!」
といってものすごく怒る。
なにか話すわけじゃないし、話せると理解してるかどうかもよくわからないけれど、とにかくiPadにうつったお母さんは自分のものなんだ、ということらしい。
結構な時間つないでいたのだけど、流石に寝る時間だったので奥さんの方から切ってもらった。
のはなは、その、お母さんの顔が映らなくなったiPadを見て、この世の終わりみたいな泣き方をした。
何度も何度も、大号泣しては画面を見てお母さんが映っていないのを確認してまたなくというのを繰り返す。
手の施しようがない。
結局寝室まで自分でその重いiPadを持っていって、布団の中でも抱きしめていて、そのままiPadを胸の上に置いて寝てしまった。
まあ、奥さんのために言っておくと、だからもう二度とワンオペはやりたくない、というようなことでは全くない。
次回は次回。
今回のはなはお母さんと離れるのが初めてだったから、大変だったろう。
もう少しのはなが大きくなったら、たいきとのはなだってもう少し上手にふたりで遊べる時間が増えるようになるかも知れない。
奥さんが羽根を伸ばすのはとても良いことだ。
私も時々出張に行くと、子供と離れて寂しい一方で、やっぱり子供がいない圧倒的な開放感というのはある。
それは多分とても大事なものだ。
だからまあ、また何も気にせず行ってください。

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