出張から帰ってきたら変わってたこと、たいきの場合
前の記事を書いたあとで、立川談志のドキュメンタリーをYouTubeで見ながら洗濯もして、食器も洗って。
ようやくそれも見終わって。
もう夜中の2時。
さすがにもう寝ちゃおうかなと思ったんだけど。
前の記事。
タイトルが「出張から帰ってきたら変わってたこと、のはなの場合」となっていることからわかるように、「たいきの場合」も書かなきゃいけない。
のはなの記事が長くなったので、一旦切ったの。
たいきの場合は明日にしようかと思ったんだけど。
ところがね。
明日書こうと思ったことを明日かけた試しがない。
今日書こうと思ったことは今日書かないと、明日には忘れちゃうし書けなくなっちゃうのがこの日記というやつ。
しょうがない。
因果だけど書いておこうというわけ。
たいきが報告してくれた。
『おとーしゃんがいないときね、たいちゃん、じぶんでかみあらった』
まじか。
やはりお母さんのほうが教育者として私よりも優れているということかな。
私はどうしても甘やかしちゃうからなぁ。
そんなことをちらりと反省。
風呂に入って、体を洗ってやって。
「頭は自分で洗えるんだっけ?自分で洗う?」
たいきは少し考えた。
そしてうなずいた。
まず頭を洗うばしゃーんだ。
これも自分でやるという。
見てると、ちゃんとたらいにお湯を入れて、見事自分で頭からひっかぶった。
まだ力が弱いからなみなみとお湯を入れたたらいを頭上たかだかとかかげてばしゃーん!とはいかない。
でも自分なりに姿勢を工夫して、ちゃんとかがんできれいに髪の毛をびしょびしょにできた。
それからシャンプーを手にとって、自分で髪の毛をワシャワシャ。
はー。
見てたときもため息が出た。
いまもこうやって書いていてため息が出る。
ちゃんと洗えるようになってる。
一個一個、お父さんは必要なくなっていくなぁ。
嬉しいこと限りないし、寂しいことこの上ない。
布団に入って、例によって音楽をかける準備をしていると、たいきからリクエスト。
『とうきょうびくとりーがいい』
サザンだ。
この前の旅行で、行きにかけたらたいきがものすごく気に入ったらしく、行きも帰りもずっと聞いてた。
うっかりリピート再生モードを間違えていたらしく、東京Victoryが終わると「ロックンロール・スーパーマン」が流れ始めた。
あわてて東京Victoryに戻そうとすると、たいきが
『これもききたい』
お次は「愛と欲望の日々」だ。
かかってるのはアルバム「海のOh, yeah!!」Disc2だ。
「そろそろいつものバッハにする?」
たいきは一度小さくうなずいて、それからあわてて頭を振った。
あ、ちなみに「頭を振った」は「かぶりをふった」と読んでいただきたい。
閑話休題。
サザンがいいらしい。
テンション高いなあと思うけど。
まあ、今日は特にたいきがしたいようにしてやりたい。
「たいき、お父さんがいない間、いっぱいがまんしてくれたね。」
『うん』
ぶっちゃけ、我慢したかどうかは知らない。
しかし、お母さんだって頑張ってくれたに違いないけど、どうしたってのはなが優先になるのは仕方ないし、のはな優先じゃなくたって、お母さんは一人、子供は二人だ。
我慢はしたに決まっている。
「いっぱい我慢してくれてありがとう。お父さんがいるときはわがままいっぱい言っていいんだからね。」
たいきはうれしそうにうなずいて、布団に隠れてしまった。
頭をなでて、ハグをする。
さあ、もう遅いから目をつぶろう。
というとたいきはちゃんと目をつむった。
Dirty Old Manを子守唄に、やがてたいきの呼吸は寝息に変わった。
たいきは本当にいい子で困ってしまう。
もっともっともっともっと私を困らせてほしいのだけど。
我慢したことへの感謝なんか伝えると、ますます我慢するようになったりして困るかなぁとか考えてしまう。
でもまあ感謝は感謝で伝えたいし。
わがまま言ってね、というのも伝えなきゃなのだ。
あ、後、出張から帰ってきたら奥さんが「すゑひろがりず」にどはまりしてた。

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