お兄ちゃんらしさに少し悩む
たいきとのはながと3人でリビングにいて、奥さんはまだ風呂上がりで洗面所で髪かなんか乾かしてるところ。
寝る前にトイレいっとこうかな、ということでたいきに
「ちょっとトイレいってくるけどいいかな」
とお伺いをたてる。
お許しが出たのでトイレへ。
便座に座ってると小さな音でノックされた。
たいきだ。
『おとーしゃん、いる?』
いる、も何もリビング直結だからトイレに入るところ見てたでしょと思うけど。
「いますよ」
『しゅこしあけていい?』
いや、あんまりよくないけど。
まあ、しかたない。
「いいよ」
たいきがじゃーん、といいながらドアを少しだけ開けた。
『しゃみしくない?』
あら。
さみしかったのかな。
「大丈夫だよ。ありがとう。」
たいきは私を確認して安心したのか、ドアを開けたままのはなの方に行ってしまった。
『…のはなちゃん、のはなちゃんはおにいちゃんがいるからしゃみしくない?…』
あっちでもやってる。
なんか、さみしくない?と聞くキャンペーン中なんだろうか。
のはなはなんか返事したんだろうか。
トイレからでるとたいきが
『おとーしゃん、のはなちゃんはおにーちゃんがいるからしゃみしくないって』
と教えてくれた。
なんか誇らしげ。
『たいちゃんはねぇ、もうおにーちゃんだからくらいところもしゃみしくないよ。おとーしゃんはしゃみしいところある?』
「うーん。。。」
何て答えよう。
「お父さんは、たいちゃんやのはなちゃんがいないところは少し寂しいかなぁ。のはなちゃんもたいちゃんがいないと寂しいよね?」
のはなはわかってるのかわかってないのか、真剣な顔でうなずいた。
あんまりたいきに「兄」としての自覚は持たせたくない。
持たせたくないと言うか、押し付けたくない。
これは奥さんも一緒。
だから私も奥さんも、口が裂けても
「お兄ちゃんなんだから云々」
とは絶対に言わない。
しかしまあ、のはなはたいきにとってもかわいいし小さいし。
だから、良くも悪くも兄貴面するような、兄として妹を思いやるような部分は出ちゃうのかもしれない。
実にほほえましいのだけど。
その辺をどうして行くのかな、というのは少し今後の課題になってくる。

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