たいきがとなりに寝てくれたのがうれしい理由
今日は久しぶりにたいきが私の布団で寝てくれた。
ハグもさせてくれたし、ナデナデもさせてくれた。
ちょっとうれしい。
どうも最近たいきが私に対して冷たい。
着替えをさせるのもお母さんじゃなきゃイヤ。
お風呂に入るのもお母さんじゃなきゃイヤ。
一緒に寝るのもお母さんじゃなきゃイヤ。
お父さんに頭を撫でられるのはイヤ。
お父さんに抱きしめられるのもイヤ。
「お父さんの宝物」と言われるのもイヤ。
もちろん保育園には一緒に行く。
登園でも家路でも手も繋げば抱っこもするし、一緒に歌だって歌う。
保育園ではなかなか離れてくれず、3回は抱きしめてやらないとばいばいできない。
お迎えにいけば
「ぱぱー!」
といって飛びついてくる。
買い物にだって一緒に行くし、ゾイドだって一緒に組み立てた。
図鑑だって一緒に読むのだ。
だからある人は
「お父さんを信頼しているから、お父さんが特別だから、たいきくんはお父さんにそうやって甘えられるんだ」
と言ってくれた。
たしか以前奥さんも同じようなことを言ってくれた。
そういうもんか、と思う。
子供には子供の気持ちがあるから、無理にお父さんを好きにならなきゃいけないわけじゃない。
ただ淡々と、やるべきことをやり、愛情を注ぐ。
まあそれだけのことといえばそれだけのことなのだけど、ちょっとは寂しい気持ちにももちろんならないわけじゃない。
私がそんな自分勝手なことを考えていたら、今日奥さんがちょっと違うことを言った。
「最近たいきは、お母さんが足りないみたいね。」
ああ、なるほど。
その一言で全部わかった。
私は相変わらず馬鹿だなあ。
賢い奥さんで本当によかった。
たいきは最近お母さんが足りない。
まさにそのとおりだ。
手づかみ食べを初めたのはなからは、食事のときは私も奥さんもなんとなく目が離せない。
ご飯が終わればのはなは抱っこでおっぱいを欲しがる。
風呂から出ても抱っこでおっぱい。
寝るときも抱っこでおっぱい。
これじゃ、たいきがお母さんに抱きつくスキがない。
それに、のはなの成長もたいきの不満を高める要因になっているかもしれない。
何しろのはなは1歳半くらいだけれど、もう随分言葉はわかるし、ちゃんと歩くし、なんだかおしゃべりしたり笑ったりするようになった。
明らかに赤ちゃんじゃなくなったのだ。
たいきは赤ちゃんののはなには遠慮して我慢してた。
でも、もう赤ちゃんじゃないのに。
そんな思いがあっても全然不思議じゃない。
どうもこれは、だいぶ良くなかったねと、奥さんと顔を見合わせた。
いくつかのシチュエーションについて、今までよりもお母さんがたいきと触れ合えるようにするための行動パターンの変化について簡単に話し合った。
なに。
そんなに難しいことじゃない。
要は、私がもう少しのはなを引き受ければいいのだ。
そこを私がサボっていたために、たいきが寂しい思いをしていた。
のはながお母さん大好き盛りだから、なるべくお母さんにくっつけるようにしてたなんて、つまらないいいわけはないわけじゃない。
でもサボっていたと言えばサボっていたということだ。
私がサボればたいきに影響があるし、それをたいきもちゃんとお父さんのせいだとわかっていたということだ。
まあ、だからたいきに嫌われた、というのは少し直截にすぎるかもしれないけれど、とにかくたいきから見ても「おとうしゃんがのはなちゃんとあそべばいいのに」くらいの気持ちはあったんじゃないかと思う。
全然完璧とは言えなかっただろうけど、早速今日の夕方以降はたいきにお母さんが厚めにコミュニケーションを取る。
お母さんも意識して努力してくれたし、私も意識してのはながお母さんに行きすぎないように頑張った。
また、改めて思ったけど、今はのはながいわゆる「一番可愛いとき」なんだな。
よちよち歩く、よく笑う、「どーじょ」が言えるようになって、色んなものを持ってきてくれる。
私も奥さんも、どうしてものはなに注目しがちだったかもしれない。
もちろんのはなから目を離すわけじゃない。
のはなが愛情不足になったらそれこそ意味がない。
ちゃんと意識して奥さんとフォーメーションを組んで、たいきとのはなに均等に、たくさん視線を投げかけるということが大事なんだと思う。
そんなわけで、今日はたいきは結構満たされた表情で過ごすことができた。
そして、夜は私の部屋に来て、隣に寝てくれて、久しぶりにハグもよしよしも受け入れてくれたというわけ。
よかった。
まずはこれをどのぐらい意識して継続していけるか。
そしてもちろん、たいきものはなも成長していくから、またシチュエーションが変わって必要な対応が変わる日ももちろん来るだろうけど、それにちゃんと(奥さんが)敏感に気づいて、今回みたいに夫婦でちゃんと目線合わせをして、対応していく。
そういうことが大事だ。
わたしが寂しがっている場合じゃないのだ。
明日もたいきが隣に寝てくれるようにがんばろう。

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