マシュマロテスト
昨日は、お迎えの後でメガネをメガネ屋さんに取りに行かなきゃならなかった。
ところが、たいきはセブンイレブンに行きたいという。
「アイスは買えないよ。この後メガネ屋さんに行かなきゃいけないから」
たいきはそれでいいという。
お菓子が欲しいというので、まあ、いいかと思ってセブンイレブンに寄った。
しばらくお菓子の棚を物色していたが、やはりアイスが欲しくなってしまったらしい。
アイスが買いたいと言いだした。
「これからメガネ屋さんに行かなきゃいけないから、アイスなら後で買おう」
というのだけど、だめ。
うーむ。
そうだ。
「じゃあ、後でにしてくれるならアイスを二つ買ってあげる。アイスとお菓子でもいいよ。」
これならどうだ。
たいきはしばらく考えて、一度は納得したような顔をしたものの、やっぱりセブンイレブンのアイスの展示にはあらがえず、わめきだした。
『いまがいい!あいすがいい!いまがいいもん!』
「だから、後でにしてくれたらお菓子も買ってあげるし、アイスだって買ってあげるよ」
食べるのはどっちにしても家に帰ってから。
ご飯が終わった後で食べるのがルールだし、それはたいきもわかっている。
ちゃんとがまんできるのだ。
それは我慢できるのだけど、買うのはどうしても今がいいらしい。
3回目に「後でにしてくれたら~」と言おうとして、はたと思いだした。
これはマシュマロテストだ。
部屋にマシュマロひとつと子供を置いておいて「帰ってくるまでマシュマロを食べるのを我慢出来たらもうひとつマシュマロを上げるよ」と言って部屋を出てしまうという有名な実験。
大体5歳~10歳ぐらいで我慢できるようになるのだ。
4歳ぐらいで我慢できる子もいるらしいけど、まあ、たいきは4歳3か月。
我慢できるぎりぎりの年齢。
というか我慢できなくて普通だ。
そうか。
これか。
理屈じゃないんだ。
脳科学としての心理学を大学で専攻していた奥さんによれば、我慢をつかさどる前頭葉がちゃんと発達するのが4-5歳くらいで、それまでは我慢という機能が頭にないのだ、と以前教わった、あれだ。
マシュマロテスト、偉いな。
まあ、なんだかんだたいきは我慢してくれることも多いので、そろそろそういう機能もついて来ているのかもしれないけど。
とはいえ未発達なものを無理に押し付けてもしょうがない。
しかたなくパピコを買って、メガネ屋さんに行って、それから家に帰った。
なぜかは忘れたけれど、たいきはお母さんと相談の結果ご飯の後でアイスを食べるのは我慢して、そのアイスは今日食べていた。
うーむ。
お母さんのいうことなら聞ける、という部分もあるようで、なんとなく釈然としないところもあるけれど。
まあ、いいか。

たいきとのはなは初めて手を繋いで歩いた。
この後、たいきの速度についていけず
のはなはこけた。
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