PVアクセスランキング にほんブログ村

みかんとこぎつね紺三郎

日記

今日は寝かしつけ始めるのが大分遅くなって、寝室に入ったのが22時前。

たいきはそこそこ眠そう。

のはなは大分元気だけど。

まあ、最悪、お母さんが風呂から20分くらいで出てきたら、そこでバトンタッチすればいい。

気軽な気持ちで寝かしつけ開始。

今日はみかんを食べたので

「みかんの話をしてあげようか」

と言ったらたいきはおとなしく布団に入った。

のはなはいつも通り遊び始めるかなと思ったのだけど。

なんと、寝転んだたいきを見て、のはなも大人しくたいきのとなりに寝転んだ。


たいきはどうも最近お兄ちゃんが大好きだ。

昼には部屋の中で転んで顔面を段ボール箱で強打したのだけどたいきが『まかせて!』といって飛んできて

『よしよし、だいじょうぶ?』

と頭を撫でたら、黙ってうなずいてそのまま遊び始めた。

絶対痛かったと思うのだけど、泣かなかった。

なんとも。

兄妹かぁ。


というわけで、みかんの話。

芥川龍之介『蜜柑』。

トンネルを抜けた横須賀線の窓からみかんを投げる話(川端康成の「雪国」ではない)。

「或曇つた冬の日暮である。私は横須賀発上り二等客車の隅に腰を下して、ぼんやり発車の笛を待つてゐた…」

プラットフオオム(←ミスタイプじゃない)とか、ポツケツト(←ポケットのこと)とか、なかなか読みにくい。

ちょっとつかえながらもなんとか読み進めていく。

たいきは電車がトンネルに入る前に、いや、なんなら発車する前に寝てしまった。


のはながなかなか寝ない。

たいきが寝てしまうと、ごそごそ。

芥川を音読する私に

「にゃんにゃん」

「おっ」

などと、あのぬいぐるみがほしいとかそのぬいぐるみを取れとか。

一応それに応えて、その度に

「はい、じゃあごろーんして」

というとその度に寝転んではくれるのだけど。

少しするとまたごそごそ。

一応読み終わって、まだ寝ないのはなを見て、考えた。

これは…

芥川のせいだ。

やっぱり1才児には芥川は早すぎたのだ。

じゃあ、誰にするか。

そんなの決まっている。

のはなはお兄ちゃん大好きな妹。

こよなく妹を愛した男と言えば、ヤツしかいない。

あめゆじゅとてちてけんじゃ、だ。

そして、ぬいぐるみに囲まれてるのはなには動物が出てくる話がいいだろう。

というわけで、今夜の読み聞かせ第二段。

宮沢賢治「雪わたり」。

「雪わたり、そのいち、こぎつねの、紺三郎」

一言一言、ゆっくり、のはなに話しかけるように読み始める。

スマホを覗き込む私になんとなく不満顔だったのはな。

こぎつねの紺三郎と聞いて、ぱぁっと表情が明るくなった。

「さあ、こぎつねの紺三郎のお話だよ。お布団に入って。そしたら続きを読んであげるよ。」

のはながいそいそと、これぞまさに「いそいそ」という感じで布団に入った。

「雪がすっかり凍って大理石より堅くなり、空も冷たい滑らかな青い石の板で出来ているらしいのです。」

これだよ。

言葉の響き。

言葉が丸い。

俊才芥川には一生書けないやつ。

「かた雪かんこ、しみ雪しんこ。お日様が真っ白に燃えて百合の匂いを撒き散らし、また雪をぎらぎら照らしました…」

のはなはちゃんと聞いてる。

しばらく輾転反側していたけれど、紺三郎と兄妹の会話をきいているうち、じきに寝息をたて始めた。


お風呂を上がってきた奥さんも驚いていたけど、私も驚いた。

明日も同じようにいくかはわからない。

にほんブログ村 子育てブログ 幼児育児へ
にほんブログ村
==================

↑↑↑
ランキング参加中。応援ありがとうございます。