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寝かしつけの青空文庫

日記

『おはなしして』

「何のお話をしようか」

『んー、はらぺこあおむし』

お話ししてと言われて、何回かは別の話をリクエストされたこともあるけれど、基本的には今までずっと、今でも、リクエストは99%はらぺこあおむし。

そろそろ別の話をしてやろうかと、おととい、別の提案をしてみた。

「虫の話をしてやろうか」

『え?なんのむし?』

「えーとねぇ。クモなんかどうだろう。たいきはクモは好き?」

『たいちゃん、くもはすきだよ。』


よし、じゃあくもの話をしてあげるから布団に入って、目をつぶって。

スマホを取り出して青空文庫を検索する。

「ある日のことでございます。お釈迦さまは極楽の蓮池のふちを、一人でぶらぶらお歩きになっていらっしゃいました…」

芥川龍之介「蜘蛛の糸」だ。

この話はとてもきれいな敬語で書かれている。

敬語なんて言うのは勉強して身につくものでもないし、勉強しなくたって日常的に触れていれば身につくものなのだ。

時々この話を聞かせて、敬語にも慣れさせておこうかなと思っている。

言葉が難しいからあんまりわからないかもしれないけれど、それはそれでいいのだ。

寝かしつけなんだからあんまりわくわくされても困る。

地獄の描写が怖い話なので、怖がるようなら途中でやめようかなと思ったけれど、そこまで行く前に眠ってしまった。


「メロスは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王を除かねばならぬと決意した…」

昨夜は太宰治の「走れメロス」。

これもセリヌンティウスが登場するより前に眠ってしまった。

だいぶ調子がいい。


今夜は何にしようかなぁ。

「たいきはカニはすきかな?」

『たいちゃん、かにとくじらはすき』

「じゃあ、カニの話をしてやろう。」

「クラムボンは笑ったよ、クラムボンはぷかぷかわらったよ…」

今夜は宮沢賢治の「幻燈」。

これは二部構成になっているけれど、二部に入る前には寝息が立っていた。

よしよし。


しばらくこんな感じで青空文庫のお世話になろうと思う。

短編でいいのがあったら、コメントに残していっていただければ幸いです。

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