おもちゃ箱が飛んできて死ぬかと思った
朝もはよからたいきが
『おとーしゃん!おきて!』
最近またひどい不眠の私は相変わらず4時間睡眠でたたき起こされる。
しかし、からだがうまく動かない。
なんか頭がぐるぐるする。
立ち上がったらこけそう。
「たいき、ごめん。ちょっと待って。お父さん、今動けない。」
『いい~よ!』
「ありがとう」
しばらくうずくまってたらなんとか落ち着いた。
たいきはおとなしく待ってくれているけど、早く起きて何か食べたいのだ。
ふらふらする足を踏みしめながら、たいきと階段を降りる。
なんとかこけずに下まで降りた。
トイレを済ませて、たいきにうまい棒とiPadのロックをはずして渡してやって。
少しソファに横にならせてもらおうかな、と思いながらうーんと伸びをした瞬間。
いきなり天井が回り始めた。
平衡感覚が全く無い。
視界がぐるっと回って、おもちゃを詰め込んであるダンボール箱と床がものすごい勢いで飛んできた。
頭をかばう暇もなく、どしーんと激突。
顔が痛い。
なぜ床に寝転がっているのか、一瞬理解できなかった。
どうも、転んだらしい。
たいきが心配そうにこちらをのぞきこむ。
『おとーしゃん、だいじょうぶ?おもちゃばこがこわれちゃったね』
「ありがとう。大丈夫だよ。ごめんね。ちょっとお父さん、ごろーんしてるね。」
というと、たいきが毛布をソファから持ってきてくれた。
優しい。
めまいってやつか。
めまいを起こしたのは人生でこれでまだ二回目。
なんか、怖い。
またいきなりこけたらどうしようとか思いながら、保育園の送りをして、仕事をして。
意外と何にもなかった。
めまいなんて、よくあることなのかな。
滅多にならないからだの不調は、どうにもむやみに「死ぬのかな」なんて恐怖を感じてしまう。
奥さんは「低血圧じゃないの?」と教えてくれたけど、どっちかっていうと高血圧気味な気もする。
まあ何にせよ、体にも色々出る年だ。
少し、健康とか意識していこうかなと。
何をすればいいのかはわからないけど。
ためしてガッテンを見るとかかな…
喉元過ぎれば熱さを忘れる、とならんように。

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