お父さんが寝かしつけをするには自信が必要
のはなと風呂に入って、寝かしつけ。
奥さんたいきは風呂。
ここ2、3ヶ月まともに寝かしつけ成功してない気がする。
その直前は、満足するまで、と言っても15分くらいだけど、YouTubeを見させてたら勝手に寝たとか。
そんな時期があって。
この2週間くらいはそれが利かなくなってきてたから「画面を見せると興奮して寝ない説」を信じて、画面を寝る前に見せないようにしてみたけど。
まあ、無駄だったよね。
YouTubeなんか見なくて、いくらでものはなには楽しみがあって。
ぬいぐるみもおもちゃも取り上げてみても、ふらふら歩いてお父さんにどーんと倒れ掛かるとか。
とにかく寝なかった。
しかし、たいきのときに「とにかく寝る雰囲気にしたら時間関係なく寝るようになった」ということがあったので、それを試してみた。
とにかく部屋を暗くして、寝っ転がって小さな声で子守唄を歌う。
のはなが何度も何度も私にどーんと倒れ掛かってきて、まあ痛い痛い。
真っ暗闇の中でもよく遊ぶ。
やっぱりおっぱいじゃなきゃ寝ないのかなぁ、とあきらめていたのだけど。
何かきっかけがあったわけでもなく、のはながいきなり隣に寝転んだ。
私にぴったりくっついて、ちょっととんとんさせてくれて、そのまま寝るのかなと思ったらまた立ち上がる。
しかしまたすぐに寝転がってくる。
それを20回くらい繰り返したら、寝た。
なんというか、ほっと一安心。
ちゃんと、寝かしつけすれば寝るのだ。
やっぱりね。
不安なんですよ。
お父さんだからね。
お母さんじゃないから。
お父さんじゃ寝てくれないのかな、なんて。
そんなはずはないと思っていても、そういう不安は付きまとう。
ここ最近は毎晩私が寝かしつけに失敗して(というか成功しなくて)お母さんがおっぱいで寝かせてくれていたから。
自信喪失していたのだけど。
大丈夫。
まだ、戦力でいられる。
その上で、おっぱいで寝かせてあげるのかとかはそのときの奥さんの判断でいい。
任せてもらえれば、ちゃんとのはなだって、ある程度泣いたりはするかもしれないけど、お父さんとも寝るんだ、っていうことがわかっているのは大事なのだ。
そんなことを考えながら別室で感慨に浸っていたら、23時半くらいにまたのはなが泣いた。
とりあえず飛んでいく。
奥さんは眠っているのか、寝たふりをしてくれているのか。
とにかく来ない。
のはなを抱き上げる。
ショパンのノクターンの、何番かわからないやつをかける。
ピアニストはルビンシュタインだ。
のはながドアから漏れてくる廊下の明かりに向かって泣き叫ぶ。
あー。
これこれ。
たいきもそうだった。
とにかく、抱いてる私を傷つけるためとしか思えない、抱いてる時だけはとにかくつらくしか感じない甲高い泣き声。
懐かしいなと思いながら、抱っこ。
とりあえず泣き止んでくれなきゃ困るので、今のはなが一番好き(だと思う)やつを片っ端から歌う。
大きな栗の木の下で、手をたたきましょう、おおきなたいこちいさなたいこ、幸せなら手をたたこう。
手遊び歌で、テンションも低くない歌だけど、とにかくのはなが歌声に耳を傾けて静かになった。
私の方に頭を預けてくる。
よし。
この姿勢になれば一歩前進。
あとはひたすらゆらゆらとんとんしながら子守唄。
のはなは何度も姿勢を変えて、なかなか落ち着かなかったけれど、だんだんおとなしくなってきた。
この時間がとにかくひたすら長く感じるのだけど、音楽をかけているおかげで10分も経っていないことがわかるから気は楽。
で、とうとうのはなの手がだらーんと力なく垂れ下がった。
よし。
これで眠ったはずだ。
そこからノクターンをもう一曲聞いて、横抱っこに変えて、ゆっくり座って。
背中スイッチ、どうかなぁと思いながら布団においてみると、のはながうーんと言いながら腕を伸ばしてごろんごろんと一回転。
うわ。
起きるかなと思ったら、そのまま眠った。
よーし、よし。
これで夜中の寝かしつけもできることが分かった。
いや、できるけど。
寝るまで抱くだけだし。
できるには決まってるけど、実際にできると自信が取り戻せる。
久しぶりにのはなの寝かし付けができてよかった。
寝たふりをしてくれていたのだとしたら、奥さんありがとうしかない。
眠ってしまっていたのだとしたら、どうも昨夜も一昨夜ものはなは頻繁に起きたようだったから、疲れさせてしまっていて申し訳ありませんでした。
のはなはどうせまた2時くらいに起きるだろうけど。
そこでまた同じように寝かし付けできるかわからないけれど。
とにかく寝てられるなら、寝ててください。
こっちはこっちでがんばれるからさ。
のはなもそこそこ納得して幸せそうに寝てくれたし。

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