困ったお友達2
たいきはお友達と帰るのが好きだ。
保育園の玄関を出ても、しばらくそこで遊びながらお友達のお迎えを待つことも少なくない。
たいきはお友達と一緒じゃないときは、結構おとなしく歩いている。
なんなら
「てをちゅながないとあるくちからがなくなっちゃう」
とかいって手を繋いで歩きたがったりもする。
まあ、走って行ってしまうことも多いのだけど、そもそも私はたいきが道を走るのは悪いことだと思っていないので、あんまり気にしていないと言うのもあるけど。
とにかくそんな感じだ。
ところが、お友達と帰るとなるとテンションは爆上がりする。
どんどん走っていってしまう。
交差点に突っ込むことはなくて、ちゃんと道をわたるところで立ち止まって待っていてくれるけれど。
それはそれとして、結構走っていってしまうのだ。
お友達も大抵それにつられてなのか、いつもなのかは知らないけれど、一緒に走っていってしまう。
お友達のお母さんたちは、子供たちが歩道を走るのをあまりよく思わない人が多い。
みんな「はしっちゃだめ!」とか「はしらないよ!」とか云って制止しているから、私も一応同じようなことをたいきに言ったりする。
テンション高めのたいきがある日突然道に飛び出して事故にでも遭ったら大変と思うから、それなりに本気ではある。
しかし、お母さんたちの「ダメ!」のテンションとは明らかに違うのだ。
当然たいきは聞かない。
お友達もつられて走る。
しかし、ひょっとしたら彼らも、お友達と一緒じゃないときはおとなしく歩いているのかもしれない。
昨日は、困ったお友達という話を書いたけれど、お母さんたちから見るとたいきも困ったお友達なのかもしれないな、と思い至った。
なんにせよ、お互い様なんだろう。

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