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困った友達

日記

まあ、困った友達、というと言い方は悪すぎるかもしれない。実際、困っているというほどのことはない。 まず、友達なのだ。 友達だということは、たいきはその子のことが好きなのだ。


保育園を出たところで、たいきがある男の子を待っていたいと言った。ちょうどお迎えも来ていたようなので、すぐに出てくるに違いない。

しばらく待っていると、その子がお母さんと一緒に出てきた。

ふたりして奇声を発して門にかけていく。 テンションMAXだ。 仲がいいことこの上ない。

仲良くしてくれてありがたいなと思いながら、後をついて行った。


保育園を出て歩道に出る。二人は恐竜の歌を歌いながら歩いていく。前になったり後ろになったり。 時には並んで手をつないだり。 とにかく元気なのだ。

私たち親のことなど目もくれず、二人ともどんどん歩いていく。 そんなに広くない歩道だけど、二人が並んで歩くには十分広い。

そこを二人が歩いていくのだけど。

後ろから見ていると、テンションの上がったお友達が、前にいるたいきを頻繁に後ろから押す。

たいきは嫌がるそぶりは見せないけれど、そんなときは振り返りもせずに歩いていく。

たいきは、友達を待ちたいという割には、あんまり友達と濃密にかかわろうとはしない。

だからお友達としては少し寂しかったりするのかもしれない。


彼が押すたびに、お母さんが「だめよ」とか「やめなさい」とか言う。 私は黙ってその後ろからついて行く。

押すと言っても転ぶような強さで押すわけでもないし、よろけるわけでもない。

たいきは嫌がるそぶりもしないし、まして押し返したりもしない。 ただ、車も通るところなので、二人が並んで歩いていてたいきが車道側を歩いているときは、いきなり彼がたいきを押さないかとひやひやする。

そういうときはすぐ後ろにいて、車が後ろから来ないか、後ろから来ているときには万が一彼が押しても止められるように気を張っていなきゃいけない。

幸い、そんなにひやりとするようなことはないのだけど、それでも気は抜けないのだ。


彼のお母さんも私と同じようにベビーカーを押しているので、声掛けするくらいしかできることはないし、声掛けはこれ以上できないくらいやっている。 私もその近くにいて、それ以上やれることはない。 これ以上は、どうしようもないのだ。

ただ、彼と別れた後で

「〇〇くんは、たいきのことをよく押すねぇ」

とたいきに言ってみたら

「うん。たいちゃん、かなしいきもちになっちゃった」

と言っていた。 嫌なら嫌と言えばいいし、なんなら仕返しすればいいと思うのだけど、それはできないらしい。 まあ、それも個性なので仕方ない。

それに、こんな感じになったのは最近とはいえ、今日初めてというわけでもない。 嫌なら先に帰ればいいところを、待ちたいと言って待ったのはたいきなのだ。 やっぱり、まずは大好きなお友達なんだろう。


何が困ってるって、まあ私が困っているのだ。

彼が手を出すことに困っているというよりは、この状況でやれることも何もないし、何かしたいわけでもないのだけど、なんとなく、ほんの少しだけもやもやしているこの気持ちに、だ。

彼が悪いわけでもないし、彼のお母さんが悪いわけでもない。 ただ、子供だから事故を起こさないか心配だ、ということなのだけど。

そんなことを考えた日だった。

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