のはなが誤魔化すことを覚えた
大体、のはなが触ろうとするものは、一番触って欲しくないようなものばかり。
充電器のコネクタをしゃぶるし、たいきに保湿クリームを塗ってるときは大バトルになるし、目を離すと鞄から財布を引っ張り出してしゃぶってたり、脱ぎたてのうんちのオムツも触りたがるし。
とにかくのはなが何かを触っていて、それを取り上げなきゃいけないようなことは毎日たくさんある。
だんだん分かってきたのか、のはなも何かに触っているときに
「あ!」
とか
「のはなさん!」
とかこちらが声を上げると、パッとそれを放してこちらを見て
「わたしさわってないわよ」
みたいな顔をするようになった。
それがまた面白い。
今日は、というか今日もだけど、ティッシュペーパーを箱から出して遊んでいた。
これだけは何回言ってもやめないのはたいきも同じだった。
幸い今日は一枚目を出したところで気がついた。
正確には、一枚目を取り出して二枚目に取りかかろうというところだ。
取り出したティッシュを身体の左側に置いて、箱に手を掛けたその瞬間。
「のはなさん」
と声をかけると、のはながビックリしながら箱から手を離し、左側に置いた一枚目のティッシュを手に取って、ほっぺたを拭くようなそぶりをしながらこちらを見た。
まるで
『いたずらはしてないよ、顔を拭いてただけ』
と言わんばかり。
いたずらというか、色んなものに触るのはいいことだし、出しても出してもまた出てくるティッシュが不思議なのも仕方ないこと。
あんまりたくさん出されるとめんどくさいけど。
そんな風に色んなことを学びながら、こんなことも学んだんだなぁと思うと随分可笑しい。
そろそろ捕まり立ちが本格的になってきて、テーブルの上やらたなの上の方のものにも触れるようになってきてしまった。
事故だけないように気を付けながら、色んなものに触らせてやりたい。
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