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子供の世話をしながら在宅勤務するのは可能なのか

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ちょっと困ったことになったぞ、と思う。

保育園から連絡が来た。

6月も登園自粛を求める。

どうしても預けないといけない場合でも、時間を短くするとか、日数を減らすとか、職場と調整してなるべく預けないようにしてほしい。

と。


保育園の立場は分かる。

気持ちもわかる。

子供たちを危険にさらせないし、先生方だって危険にさらされるのだ。

だから登園を減らしてほしい。

これは、保育園から頼まれているようではあるけれど、もちろん市の要請にこたえてのことだろうし、そもそも私たちのため(つまり大事な子供を守るため)なのだ。

だからそれはそれでしかたないし。

というか、いいのだけど。


さあ、どうしようか。

夫婦でお互いに在宅勤務できる日がどれくらい作れるか考えるなり調整するなりして、それを表にして。

どうしても外出しなきゃいけない日をピックアップして、保育園に登園希望日として出そうか。

そんなことを奥さんと相談しながら、はたと思い至ったのだ。

これは随分困ったことになったぞ、と。


今、日本全体で「在宅勤務しながら子供を見ることは可能だ」という間違った認識が、ものすごい勢いで広がっていないだろうか。

そんな誤解が、「みんな子供を見ながら在宅勤務することができた」という誤解とともに急速に広まっているとしたら、それは大変なことだ。

実態を見ている人、つまり自分で在宅勤務しながら子供を見ている人たちは分かっているはずだ。

実際には、在宅勤務しながら子供を見るなんて、そんなことは到底無理なのだ。


うちだったら、0歳ののはなと3歳のたいきがいる。

お父さんとお母さんが仕事をしている。

二人ともお母さんにかまってほしい。

それが無理とわかるとお父さんに話しかける。

お母さんが無理ならお父さんが抱っこしてくれるべきだ、というわけだ。

そして、しかたなく抱っこすると、お父さんがずっといじっていたPCに手を伸ばす。

もちろん、お母さんが抱っこしてくれることもある。

そして、おなじことがおこる。

こうなると、抱っこしながら仕事、ということにはまったくならない。

ただ、PCの前に二人で座って格闘しているだけだ。

仕事をあきらめて移動するか、抱っこをあきらめて子供を泣かせるかするまで、その仁義なき戦いは際限なく続くのだ。


昼ご飯だって夜ご飯だって、子供は時間が決まっている。

それなりにちゃんとしたものを用意しようと思ったらそれなりに時間がかかる。

仕事しながらそんなことはやっていられないから、偏った食生活にならざるを得ない。

ただでさえ、かまってやれないのをごまかす代わりにお菓子を与えているのだ。

ごはんなんて大して食べない。

ということは、好きなものしか食べない。

つまり、野菜を食べさせるのがえらく難しい。

たいきはまんまと口内炎ができてしまった。


朝夕、昼寝の時間になれば眠いといって泣く。

起きたら起きたで、さみしいといって泣く。

公園に行きたい。

かくれんぼしたい。

どうぶつくいずがしたい。

とにかく自分の方を向いてほしくて、ブロックで何か作っては話しかけてくる。


母親と父親二人いたって、どっちかはそれにかまうしかないし、下手をすれば二人で構ってやらなきゃ泣くのだ。

うちなんか、二人で在宅勤務していて、しかも小さいころからYouTube漬けで育ったたいきは結構な時間をiPadでつぶしてくれていても、こうなのだ。

一人で在宅勤務している人。

あるいは、すでに何人かから聞いたけれど、夫婦二人で在宅勤務なのだけどなぜか夫だけ自室にこもって仕事をしていて結局子供を一人で見ながら仕事をしている体にせざるを得ない奥さん達。

そして、うちの子も含めて、在宅勤務の犠牲になっている子供たち。

どれだけ大変なことか、想像するに余りある。


ぜひ、間違えないでほしい。

在宅勤務で子供を見るのは、無理なのだ。

できているように見えているだけだ。

実際にはできていない。

これが3か月、半年と続いたら、何が起こるかわからないけれど、とにかくろくなことにはならない。

そういう従業員を抱える企業やビジネス界全体にとっても、そういう環境で過ごしている子供たちにとっても、だ。

せめて誰かにとってプラスというか、ちゃんとした環境になっていれば少しは救われるのだけれど。

今の環境はすべての人にとって致命的なマイナスしか発生していない。

それでも大量に人が死ぬよりはましだからということで大人だけは気持ちを納得させて、この環境を極めて受動的に受け入れているだけなのだ。


今回、幅広く日本中で「在宅勤務で子供を見る」ということが行われてしまった。

これをもって、「あの時できたからこれはできることなんだ」と、子育てをしたこともないようなおっさんたち(子供がいないおっさんたち、ではない。子供はいても育てたことも世話したこともないおっさんたち、だ。)が誤解しないか、心の底から心配だ。

ちゃんとできていない、例えば上記のように野菜不足で口内炎ができた、なんていうことはとにかく後ろめたいし、できれば人には聞かせたくない話だ。

しかし、だ。

恥を忍んででも、言わなければならないことがある、と私は考えた。

やってるひとたちひとりひとりにも、考えてほしいと思う。

本当にできているのか。

これでいいのか。

これで大丈夫なのか。


私は、「在宅勤務で子供を見ることは可能なのだ」という、そういう誤解が絶対に広まらないように、これを体験したみんなが「これは無理なんだよ」ということを発信していかなければならないと思うのだ。

さもなくば世の中からテイッシュとおしりふきはなくなってしまうかもしれない
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