0才児にタブレット(iPad)を使わせてみた(究極のスマホ育児?の実際)
ひょんなことから、iPadが増えた。
昨日いきなりスマートフォンが壊れて機種変更に行ったのだけど、そのときに店員さんから
「いまお使いのiPad、機種変更した方が月額が安くなります」
と意味の分からないことを言われたのだ。
よくよく聞くと、本当に安くなった。
契約したときから月額料金は変わっていないのだけど、契約時から2年間は
(本体のローン)-(ローン相当の割引)+(通信プラン)
だったのだけど、今は
(通信プラン)
だけになっていて、その金額が2700円ぐらい。
ところが、今機種変更すると使えるプランの内容が変わっているので、
(本体のローン)+(通信プラン)
で合計2200円になってしまうということらしい。
意味が分からないといえば意味がわからないのだけど、事実そうなら好都合。
もちろん、今使っているiPadはWifi環境さえあれば使い続けられる。
ますます好都合だ。
早いもので、のはなももう10か月になる。
最近は保育園にも行けないから1日中家族4人で過ごしているのだけど。
たいきは大人しくiPadでYouTube Kidsを見ている時間が結構ある。
のはなとしては、お兄ちゃんが楽しそうに見ているiPadに触りたくて仕方がない。
それでちょいちょいけんかになる。
最初はもちろん、たいきが「だめ!」といったらそれで終わりだったのだけど、なかなか最近はそれで終わらない。
のはなはたいきにのしかかる、顔をたたく、髪を引っ張る。
iPadに手が届いて動画を止めてしまう。
で、とはいえもちろん3才のたいきは負けるわけではないので、結局YouTubeを一緒に見ることはできない。
何回かはたいきに「一緒に見せてあげて」といって、ちゃんと見せてくれたりもしたのだけど、結局そうしてものはなが画面にタッチしてしまうので、継続は無理なのだ。
色んなおもちゃがうちにはあって、当然大体たいきのものだから、たいきが遊んでいるときにはのはなは触れない。
たいきがシェアしてくれることもあるけれど、そういうときばかりではない。
たいきが遊んでいない時には生き生きと遊んでいるのだけど、たいきがいると、おもちゃにも恐る恐る、というか、遠慮がちにさわっているような気がする。
その最たるものが、iPadなのだ。
この2週間ぐらい、寝かし付けの時に「あそベビー」のアプリを触らせたりはしていて、だいぶ上手にタッチというかタップできるようになってきた。
さあ、いますぐっていうわけじゃないけど、いずれのはなにもスマートフォンなりタブレットなり専用のを渡してやらなきゃなぁと思っていたところだったのだ。
さすがの私も、0歳児にiPadをあげるというのは、ちょっと早すぎやしないかなぁと思わないわけではない。
でもまあ、ひょんなことで手に入ってしまったので、善は急げ、ということにする。
うまくいかなかったら、いったん取り上げて、またしかるべきタイミングで渡せばいいのだ。
うまくいかないというのは、つまりあまりにもiPadにくぎ付けになりすぎるとか、そういうことだ。
で、満を持することもなく手に入ったiPadをのはなに渡してみた。
たいきが見ていた時はあんなに触りたがったiPadだ。
どうなることやら。
とりあえず触らせるアプリはふたつだけ。
先述の「タッチ!あそベビー」(対象年齢0才から3才)と「YouTube Kids」だ。
まずはあそベビー。
のはなが興奮して触りまくる。
リンゴが出たね、みかんが落ちたね、カラスが出てきたよ!といつも通り大げさに声をかける。
聞こえているやら聞こえていないやら。
だいぶ上手に遊べている。
しかし、意外と飽きるのは早い。
ひとしきり、といってどうだろう。
多分10分か15分くらいだろうか。
それぐらい遊ぶと、たいきに触ったり、抱っこしてくれといったり、おもちゃをしゃぶったり。
なるほど。
0歳児は集中力がないから、土台、タブレット漬けになるのは無理なのだ。
でもまあその後も、何度かやっぱりiPadを触りたくなる時もあって。
そのたびにアプリを立ち上げてやって、それなりに楽しく遊んでいたようだ。
まだまだ画面をわしづかみにするような触り方を頻繁にするので、何度もアプリを立ち上げなおしてやらなければならないけれど。
段々それもうまくなっていくようだ。
次はYouTube Kidsだ。
たいきは確か7歳以下向けの動画が見られるとか、そのぐらいの設定で見せているのだけど、のはなは最低年齢の設定にする。
同様の類とか、楽しい音楽とか、アンパンマンとか、そんなものしか出てこない設定だ。
それで、とりあえず「Baby shark dance」の音楽が流れるようにして渡してやる。
そして私も一緒に歌う。
のはなは大興奮して体を揺らしながら20秒くらい聞いて、興奮気味に画面をたたく。
すると別の動画が流れ始めてしまう。
その前奏も気に入ったらしく、また体を揺らす。
画面をたたく。
今の動画なのか、前の動画なのか、どちらを見たかったのかわからないけれど、とにかくまた音楽が変わった画面をのはなが驚いた顔で見て、こちらを悲しそうな顔で見てくる。
「さっきのがよかったのかな」
といってさっきの動画に戻してやるとぱあっと表情が明るくなる。
そして興奮して体をゆすって画面をたたいて。
というのを何回か繰り返した。
たいきがいぶかしそうにのぞき込みに来て「のはなちゃんさわらないで」といって手を出そうとするのを止めた。
これはあくまでのはなのiPadなのだ。
のはなが触りたいように触り、いじりたいようにいじり、学習していけばいいし、それをたいきは邪魔しちゃダメなのだ。
しかしのはなも、同じことを何度もやっているうちに画面をあんまり触らなくなった。
学習したようだ。
で、こちらもしばらくしたら興味を失って他のことを始めた。
まあ、0歳児にiPadがぜいたくなのか毒なのか、いろんな考えがあると思うけれど。
無意味な『新しいもの害毒論』には耳を貸すつもりがないのは以前書いた通り(子育てにおけるスマホとYouTubeとその害毒)ではある。
で、実際にやってみたらこんな感じだったよ、ということで。
ある程度興味をもって時間をつぶしてくれるようになればちょっとは楽になるかもしれない。
絵本と同じようなものなので、大げさに声掛けしながら一緒に見てあげれば喜ぶし、多分絵本の読み聞かせと同じような教育効果?もあるんだろう。
紙の絵本と違ってやぶれたりめくりにくかったりということがない分手先が器用になりにくくて発達がどうのこうのなどという向きもあったりするようだけれど、代わりに、触っちゃいけないところがあったりいろんな機能が画面についていたりするので、それはそれで脳の別のところを使いそうだ。
総論、悪くない感じ。
満足だ。
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