3才の子供の成長を待つことの大切さ
ずっと、たいきの歯を磨いてやってきた。
もちろん、奥さんがやるときもあるし私がやるときもある。
それをここ最近、1ヶ月くらい前からかなぁ。
たいきが自分でやりたいというので、自分で磨かせるようにした。
めんどくさがって、お父さんにやってほしいというときはやってやったし、仕上げをしてほしいと言われればそれもした。
だけどここ一、二週間は、自分で磨いたから仕上げはいらない、とたいきがいうようになった。
実際のところ、たいきはちゃんと歯磨きをしていなかった。
一応「もっとちゃんと磨いて」「反対側の歯もだよ」「ちゃんとイーもした?」というようなことは言うのだけど。
歯磨き粉をつけた歯ブラシをなんとなくくわえて、なんとなく動かして、終わり。
それでもまあ、自分でやるということが大事だし、自分でやったというのを否定するのはしたくない。
しかたなく、自己申告に基づいて歯磨きはできたことにして、うがいをさせておしまいにしていた。
今日はたいきが歯を磨きながら
『みて』
と言った。
「いいよ」
と言って見ていると、小気味のいい歯磨きの音を立てて、奥歯も前歯の裏もちゃんとごしごし磨いた。
それから、ちゃんとイーをして前歯も磨いた。
驚いてあっけにとられる私に
『おわったよ!』
とうがいをさせるよう促した。
何かの本で、無理に自分で服を着る練習をさせるよりも、自分でやりたくなるまで親が愛情深く手伝ってやった方が、自分で服を着られるようになるのが早いというのを読んだことがある。
少し違うかもしれないけど、私はそれを、あれこれ口うるさく指導することよりも、子供が親を信頼できることが子供の成長にとって一番大事で、しかも一番の近道なのだ、という風に理解した。
なるほど。
こうやって、信頼して待っているとちゃんとできるようになるのかぁ。
焦ることもイライラすることもないのだ。
イライラはしたけれど、待ってやって良かったなと思う。
まだ服を自分で着ることはほとんどないし、おむつもまだまだとれる気配はないけど。
これも焦らずやっていくのがいいんだろう。
ゆっくりやっていこうと思う。
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