抱っことんとんでおやすみ
そろそろ夕飯の支度をしなきゃなぁと思いながら、のはなの相手をしつつアラジンの実写版を眺めていたら、のはなが抱っこで眠ってしまった。
のはなの寝かしつけはあんまり抱っこじゃないので、のはなが私の抱っこで眠るのは珍しい。
それでもちゃんと安心して眠ってくれるんだなぁ。
肩と胸にかかる体重と温もりが懐かしい。
たいきもこうやってよく眠ったのだ。
いや、たいきはまだ三歳だから、懐かしいというほど昔のことじゃあない。
でも、最近たいきとふたりで遠くへお出掛け、なんてこともできてないから、たいきが抱っこで眠る機会は激減しちゃっている。
遠出すると、大体帰りは抱っこでお休みになるのだけど。
隣で一緒にアラジンを見ているたいきに聞いてみた。
「たいきも抱っこでねんねしたい?」
『いやだよう!』
そうかぁ。
のはなが抱っこで寝てたら嫉妬くらいするのかと思ったけど、もう抱っこで寝たい年じゃないのかしら。
ちょっと寂しい。
手を伸ばしてたいきのあたまを撫でたら逃げられた。
『よしよし、や!』
えー。
「じゃあ、ほっぺをなでなでは?」
『や!』
「じゃあ、ぎゅーは?」
『や!』
「じゃ、ほっぺにちゅーは? 」
『おとーしゃんはだめ!おかーしゃんがいい!』
そういうと、たいきはお母さんが昼寝してるマッサージチェアに潜り込んでしまった。
よしよし。
なんだ。
やっぱりたいきもまだまだ甘えたい盛りだ。
よかった。
のはなをだっこする機会は多いけど、こうやってたいきも気にかけてるよとしっかり伝えていこう。
甘えたかったり、寂しかったりすることだってきっとたくさんあるはずだ。
もちろん私だって、まだまだたいきを抱っこしたい盛りなのだ。
あと何回抱っこでとんとんで寝るなんてしてくれるか、もうわからないけれど。
まだまだ、というか、あと一回くらいはやっておきたい。
これが最後かもなんて思いながら。
まだまだ何十回もやることになったりして…
まあ、わからないけど。
そういう気持ち。
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