ずる休みしたっていいじゃないか
たいきは今日もずる休み。
昨日の朝から
「たいちゃん、あしたはほいくえんにいくきぶんじゃないの」
と言っていた。
昨日の保育園の帰りにも同じことを言っていたらしい。
今朝になって急に気分が変わるでもなく、やっぱり保育園に行く気分にはならなかった。
奥さんと顔を見合わせて少し悩んだのだけど。
どうせ来月にはのはなの慣らし保育も始まる。
再来月には奥さんも復職して、いよいよ保育園を休むなんてことはできなくなる。
今休んで「休みグセ」がつくのを避けるのか、それとも今しかできないずる休みをさせてやるのか。
奥さんがどう考えたのかはわからないけれど、結論は二人とも同じ。
休みたいなら休めるうちに休ませてやろう、だった。
どうも随分言葉をしゃべるようになったし、いろんなことができるようにもなって、いかにも「おにいさん」になった気がする。
もうすぐ、3歳児クラスってやつにも入る。
しかしまあ、よくよく考えればまだ3才だ。
まだ幼稚園に入る年ですらないのだ。
大人の都合は大人の都合で、聞いてもらわなければならない時もたくさんあるけど、そうしなくていいときはそうしないでやりたい。
もちろん、家でたいきとのはなの面倒を見るのは奥さんだから、奥さんが「行ってほしい」と言えば無理にでも行かせるつもりではあったけれど、奥さんが「休んでいいよ」というなら私がそれを否定する理由なんかないのだ。
来月以降の登園時にまた
「きょうはいくきぶんじゃない」
が通用するんじゃないかとたいきが思ってごねられたりして大変なことになるとしても、それはその時考えればいいこと。
今日、たいきの希望を聞いてやれるなら聞いてやる。
先のことなんか考えたってしょうがないのだ。
「先憂後楽」という考え方もあるし、それはそれで立派な気もするけど。
しかし原則として、幸せな人生は一日一日の幸福の積み重ねなのだから。
朝、保育園に電話したときも、それから通勤途中ですれ違った先生にも、さらに週末なので荷物を取りに行ったときに話した先生も、みんな若干あらぬ心配をしているようだった。
最近、2-3回同じように休んでいるので、要は、たいきが保育園で嫌な思いをしているのではないかと、私たち夫婦が考えているのではないか、というようなことらしい。
それは申し訳ないので、言下に否定しておいた。
たいきが保育園に喜んでいく日もある。
保育園の様子だって毎日たいきに聞いている。
保育園で嫌な思いをしているなんていうことがないことはわかっているのだ。
それでも、のはなが家にいて、お母さんも家にいるのだから、自分も家にいたい。
何より(?)家でYouTube三昧がしたい、ということかもしれないけど。
それも含めて、これは自然な気持ちというやつだ。
それはそれでしかたないのだ。そして、別にそれでいいのだ。
この3月いっぱいでまた先生が一人おやめになるらしい。
たいきの担任になったことはないけど、去年、たいきが19時過ぎまで保育園にいたころは、よく最後まで残ったたいきと二人で遊んでくれていた先生だ。
今年は確か1歳児クラスを担当していたのだったと思う。
残念だけど、最近ひどく疲れた顔をしてはいたから、やっぱりなという感じもする。
来週最終出社になるのだろうから、簡単なお菓子くらい差し上げようかなと思う。
しかし、正職員の先生が14、5名とパートさんが同じくらいいて、1年で退職者1名というのは、多分保育園としては破格に優秀だ。
1年目も2年目も、退職者は確か2名ずつだった。
園長先生の手腕なのか、社風なのかはわからないけれど、いい保育園だなと思う。
安心して子供たちを預けられるというものだ。
また5月からは保育時間が長くなる。
たいきは0歳のころから長めの保育時間で、よく5歳くらいの男の子や女の子たちが、折り紙を折ってくれたり、おもちゃで一緒に遊んだりして面倒を見てくれていた。
そのうちの一人が去年卒園。
今年は大半が卒園してしまう。
今度はたいきがのはなや、下の子たちの面倒を見ながらお迎えを待つことになるのだろうか。
別れと出会いの春。
新しいクラスになって、今度はどんな1年になるだろうか。
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