のはなの笑顔
夜中にのはなが起きる。
ぐずる。
抱っこをしてももちろん落ち着かない。
おっぱいがほしいのだ。
ミルクをやることもある。
哺乳瓶をくわえさせると、何か不思議な表情で私を見つめてくる。
文句はないけど、なんなのかもわかるけど。
なんとなく笑顔にはならない。
深夜にのはなが起きる。
ぐずる。
お母さんのところにつれていく。
お母さんのとなりに寝転ばせて、お母さんの顔を見て。
のはなはハイビスカスの花が咲いたような満面の笑顔になる。
まだあの笑顔を私に向けてくれることない。
まあだ、まだ。
もうしばらくはかはかりそうだ。