たいきと歌とTKG
たいきは最近よく歌を歌っている。
おもちゃをいじりながら、レゴや井桁のソフトブロックでなにやら組み立てながら。
だいぶメロディーらしきものも感じられるようになってきたし、リズムもあるようだ。
成長したなと思う。
今朝、登園中、抱っこされているたいきが歌い始めた。
歌っているというか、叫んでいるというか。
『てぃーけーじー!てぃーけーじー!』
んー?
TKG?
たまごかけごはん?
よく聞き取れない。
『おれのなまえはてぃーけーじー!』
そしてゲラゲラ笑う。
なんか知らないけど気に入ってるらしい。
ピンキッツの恐竜の歌のひとつだろうか。
「俺の名前は」
の前にはちゃんとシンコペーションの休拍が入ってる。
たいしたものだ。
「それ、なんの歌?」
『きゅーきょくのたまごかけごはん!てぃーけーじー!』
ははあ。
まだ卵かけご飯食べたことないのに。
「誰が歌ってたの?」
『ひかきんさん~』
ヒカキンさん、すごいなぁ。
私はあんまりHIKAKINさんの動画は見たことないのだけど。
3才児の心をガッチリつかんでる。
Grace Vanderwaalの歌も聞く。
ディズニーだってたくさん聞く。
バッハもモーツァルトも聞く。
HIKAKINさんの歌(ラップ?)も歌う。
とにかく音楽の幅が広い。
いや、音楽というのは、他の芸術(絵とか彫刻とか文学とか)と違って、文化的背景の共有がなくても感動を共有できる『最も純粋な芸術』なんて言われることがある。
子供にとっては、音楽という芸術には幅もへったくれもないんだろう。
リズムがあって、メロディーがあって、自然とからだが動き、心が動く。
音楽ってそういうものだ。
孔子は君子が学ぶべきもののひとつに音楽をあげていて、孔子自身も琴のようなものを能く弾いたらしい。
世界最古の大学であるボローニャ大学でも、音楽は最初から必修科目だった。
音楽を知っていることは、人生を豊かにする以上の何か、大切な意味があるらしい。
何かは知らないけど。
まあ、ややこしいことはおいとこう。
もちろん、童謡やおかあさんといっしょの歌だって聞くし、弾き語りして聞かせることもある。
そろそろ何か、いっしょに歌えるようになるだろうか。
どんどん楽しみが増える。