頭を洗ってくれた
たいきとふたり。
一通り全部終わって風呂を出ようとしたら、たいきが水鉄砲をやりたいという。
水鉄砲っていってもピンク色のロディだ。
お湯を入れてやると、にやーっとして
『おとーしゃんにかけちゃう』
といって私の頭にかけてきた。
「うーー!きもちいい!」
と大袈裟に気持ちよがってみせると満面の笑顔。
さあ、そろそろ出ようか、というと、たいきがボディソープを手につけようとする。
「それさわるとまた洗わなきゃいけなくなっちゃうよ」
と言ったけど聞こえないそぶり。
まあ、流せばいいだけだからいいか。
見ていると、たいきが私の頭に手を伸ばしてきた。
「あたまあらってあげる!」
ははぁ。
なるほど。
どうしようかなと一瞬悩んだけど、たしかに私だってたいきの頭を毎日必ず洗わせてもらう。
たいきがやるのは禁止なんてバランスが悪いのでするがままにさせておくことにする。
私の頭をせっけんまみれにして、そのあとはロディで私の頭を流す。
小さい手が頭をモシャモシャするのがたまらなくかわいい。
これがやりたかったらしい。
なるほどね。
多分、大人から見たらなんで?ってなるようなことが、とてもうれしいのだろう
。
私も、たいきに頭を洗ってとてもしあわせだったり。
最初は私の膝の上に寝転んでされるがままに洗われるだけだったのに。
今はそれはのはなの番。
のはなもそのうちこんな風になるのだろうか。
お風呂のはいりかたも少しずつ変わってくるなぁ。

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