晴れた日に長靴

日記

たいきが長靴で行きたいという。

雲ひとつない晴天。

『今日は晴れてるから…』

と言っても頑としてきかない。

まあ、しかたない。

長靴をはかせて家を出た。


短靴をはこうが長靴をはこうが、だ。

玄関を出たところで、一歩も歩かず

『だっこ!』

はいはい。

もうあと2ヶ月もしたら、のはなも一緒に登園することになる。

そしたらもう、たいきを抱っこして登園なんてことはなくなるかもしれない。

一日一日を大切に、抱っこさせてもらう。

そうでも思わないとやってられないくらいには、重たくなった。


『みじゅたまり、あるかなぁ!』

ああ。

なるほど。

水溜まりに入りたいのか。

でも今日はほんとにいい天気だからなぁ。

ちょっと難しいかもね。

なんて話ながら歩いていたら。

あった。

立派な水溜まりが。

先入観というのは恐ろしいものだ。

ちゃんとあったじゃないか。

反省しながら、水溜まりに向かって走っていくたいきの背中を眺める。


たいきは水溜まりを縁に立って覗き込んでいる。

一向に動かない。

「はいっていいよ。長靴だし。」

たいきは笑顔で振り向いた。

「どうぞ。」

『ちょっと、ふかくてこわいから』

そう言って戻ってきた。

まじか!入らないんかーい!

と心のなかで盛大につっこむ。

しかしまあ、確かに。

こんないい天気に乾かなかった水溜まりだ。

観るからに深い。

と言っても3センチとかだと思うけど。


保育園について、先生にこの話をしたら

「お父さん、普通の靴はお持ちですか?」

あ。

あちゃー。

そうだ。

公園にいくのに長靴じゃない靴も必要だったか。

次からは忘れないようにしよう。



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