『やっぱり共働きだと違うたいね』
義実家で朝ごはんの皿洗いをしていたら、遊びに来ていた近くに住む義伯母さんがのはなを抱きながら
『やっぱり共働きだと違うたいね~』
と言った。
今回の滞在で随分たいきと遊んでくださった、私たちにもとてもよくしてくれる、優しい義伯母さんだ。
奥さんはお義母さんと洗濯中。
とりあえず皿洗いを済ませて、義伯母さんに言った。
『おはさん、お願いがあるんです。
おばさんはきっとどこかへ行って、お友だちとか親戚とかに、「あそこの旦那は皿洗いばしよるとよ、えらかね」ってお話しされますよね?』
『そうね』
『その時にね、「あそこは共働きだから」って言わないでほしいんですよ。』
『どういうこと?』
『ぼくらは、お互いに共働きだから家事やら皿洗いやらするわけじゃないんです。
ぼくらは、稼ぎがどうとか、仕事がどうとかじゃなくて、休憩する時間が同じように持てるるのが公平だと思ってるんです。
だから、奥さんが家事をしてるときは私も家事をします。
今は奥さんは育休中なので一日家にいて子供を見てくれていて、私は外で仕事をしていて、なので共働きといっても今は主婦みたいなもので。
とか、そのどっちが大変とか忙しいとかは関係ないんです。』
何が言いたかったか、伝わっただろうか。
東京から遊びに来た、若い(?)夫婦が、共働きだから、旦那が皿洗いする。
そんな話は面白くもなければ、誰の参考にもならない。
しかし、休憩時間が平等、という話なら少し違うだろう。
おばさんに話した話が、この熊本の、誰かの心に届きますように。

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