お風呂でクララを思い出す

日記

お風呂と言えば、もうどのくらい前のことだったか忘れたけど、まだたいきが2才か、ひょっとしたら1才のころ、たいきが湯船のなかで足を滑らせたことがある。

もちろんすぐに助け起こしたんだけど、よほど怖かったと見えて、それ以来、たいきは一度も湯船に一人で入ったことはない。


今日もたいきとふたりでお風呂。

今週は保育園の帰りに公園に寄ることが多くて、保育園にいつも持っていっている恐竜のフィギュアが砂場の砂まみれになった。

これを全部(15体くらいある)たいきが風呂場に持ってきた。

風呂で洗ってほしいというわけだ。


『たいき。恐竜を洗うのはいいけど、洗うならたいきは(湯船の)中で待ってるか、先に一人で出なきゃいけないよ。今日は寒いから、ここ(洗い場)で待ってるのはダメ。』

「なかでまってる」

どうでもいいけど、ずいぶん長い文章を理解できるようになったものだ。

前なら

『恐竜を洗ってほしいの?』

「うん」

『いいよ』

「うん!」

『でもね、たいき』

「うん」

『たいきは中で待ってるの。できる?』

なんて、ひとつひとつ確認しながら話してたのに。


いや、まてよ。

いまたいきは「なかでまってる」って言ったぞ。

ほんとかなぁ。

まあいい。

そのタイミングでまた考えよう。

いま念を押したり確認したりしても雰囲気悪くなるだけだ。

たいきは「やる」って言ったのであって、それをお父さんがいま疑うのはおかしい。

というわけでとりあえず体を洗い始めた。


洗いながら考える。

どうせならやっぱり、先に出すよりも一緒に洗いたいし、湯船のなかで待っててほしい。

『たいき、恐竜を洗うときに、たいきにお願いしたいことがあるよ』

「?」

『あのね、恐竜がたくさんいるでしょ』

「うん」

『お父さんが洗うんだけど、たいきには洗う順番を決めてほしいの』

「?」

『お父さんがひとつ洗ったら、次はこれ、って決めてほしいの。大事なお仕事だよ。できる?』

「うん!」

よし。

そんなことを話しているうちにすっかり洗い終わった。


『よし、恐竜を洗おう。たいきは中にはいって。入れるかな?』

「たいちゃん、ここ…(洗い場)」

ほーら来なすった。

『ここがいいんだね。』

「うん」

『でも、今日は寒いからここはだめ。』

さあどうする。

「たいちゃん、なかにはいるとあつくなっちゃうから!」

おお。

理由を説明してきた。

ちょっとびっくり。

そしてなるほど。

『そっか。暑くなっちゃうかぁ。じゃあ、暑くなったら教えて。そしたら出してあげるから。』

「たいちゃん、いまあちゅいの!」


うーん。

入りたくないから言っているのか。

本当なのか。

いやしかし確かに今の今までシャワー全開で体と頭を洗ってたわけで。

それをかぶってたたいきとかぶってない私では体感温度は違うか。

体も小さいし、今日は気温が低いからシャワーの温度もいつもより高めにしていた。

『…そうか。いま暑いのかぁ。教えてくれてありがと。じゃあ、暑くなくなったら教えてね。』

「うん!」

まあ、少し時間がたって冷えそうだったらシャワーかけてやるとか、またそのとき考えよう。


最初はブラックティラノサウルス。

それから、ヴェロキラプトル。

三つ目のトリケラトプスを洗っているときだった。

「たいちゃん、もうあちゅくなくなった」

『おお。暑くなくなったの。じゃあ、中に入れる?』

「うん」

まじか。

恐る恐る抱き上げて湯船に入れてやると、本当に湯船の中に一人で立った。


『湯船に立った!たいきが立った!』

とハイジのように叫びたかったけどたいきには通じないネタなので自粛。

多分たいきだって緊張してるし、なんかいじって機嫌を損ねても嫌なので、極力平静を装う。

『暑くない?』

「あちゅくないよ」

『そう。暑くなったら教えてね。』

「うん。」

結局、全部洗い終わるまでたいきは一人で湯船のなかにいた。


またひとつたいきはお兄ちゃんになった。

あーうれしい。

あーさびしい。

泣き笑いみたいな気持ちになる。

明日はどんな成長があるだろうか。

たのしみだ。

ベッドに持っていくおもちゃをリュックにつめるたいき

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