朝のポテトチップスは私たちに何をもたらしたのか

子育てを考える, 日記

昨夜、たいきが

『しぇぶんいれぶんにいきたい』

と言い出した。

もちろん寝る直前にセブンイレブンに行く選択肢はない。

「そうか、セブンイレブンかぁ。いいね。行きたいね。」

『しぇぶんいれぶんにいったらぁ、たいちゃん、ぽてとちっぷしゅがかいたくなっちゃったの』

「ポテトチップス最近食べてないもんね。いいよ。でももう夜遅いからなぁ。どうしようかなぁ。」

『たいちゃん、ねてぇ、おきたらぁ、しぇぶんいれぶんいく!』

よしよし。

とりあえず今じゃない。

ほっとする。

「そうか。そうしよう!」

『うん!』

段取りだけ伝えなければ。

たいきが納得して布団に入ろうとする。

「たいき、でもね」

たいきが体を起こして少し不安そうな顔でこちらを見た。

「セブンイレブンに行くなら、明日の朝は早めにお着替えしないとね。」

よく分からないような、不安そうな顔。

「いつもは、ワンワンが出てきてからお着替えするでしょ。」

『うん』

「あしたは、ちょろみーが出てきたらお着替えだよ。そしたらセブンイレブンに行けるよ。できるかな。」

『うん!』

わかったやらわからないやら。


たいきが7時前に私を起こしに来た。

『おとーしゃん!おきて!』

眠い。いつもより早い。

『たいちゃん、しぇぶんいれぶんにいくから』

おお。

ちゃんと覚えてるのだ。

しかたない。


いつも通り極めて適当に朝ごはんを食べさせて、しばらくはiPadでYouTube。

私はたいきの登園準備を済ませてしばしぼんやり。

8時前にテレビをつけてやる。

おかあさんといっしょが始まるとたいきがそわそわし始めた。

ちゃんと自分でiPadをたたんで、着替えの催促。

いつもはカラダダンダンが始まった頃に『今見てるのが終わったらお着替えね』なんて声をかけても聞こえてるやら聞こえてないやらわからないみたいな感じなのに。

そして、ここのところ着替えは『おかーしゃんと!』だったのに今日は起こしにいく時間が惜しいらしく『おとーしゃんに!』といって着替えもやらせてくれた。

靴下選びもいつも色々グズグズするのに、今日は自分でストックの引き出しを開けて自分で勝手に選んで持ってきた。

いつもプーさんとかピグレットとかクマさんじゃなきゃいやなのに、多分、それらの靴下は引き出しに入ってなかったんだろう。

今日はティガーだ。

しかしなにひとつ文句は言わない。

予定より早めに着替えを済ませて、予定より早めに家を出ることができた。

ちゃんとインセンティブがあればこんなにスムーズなのだ。

うーむ。


約束通りセブンイレブンと思ったら、別の店がいいというそっちに行って、ポテトチップスを買って、いつもの公園にいく。

ベンチに二人で座って、袋をあけてやって。

たいきがゆっくり食べ始める。

ここで過ごせる時間は10分くらいだから、全部食べるのは無理だろう。

「少しだけだよ」とか「半分食べたらおしまいね」とか言いたくなるのをちょっとがまん。

一晩がまんしてこんなに頑張って、ようやく手に入れたポテトチップスを今まさに食べ始めたところに水を差すのは野暮というものだ。

たいきは黙々と食べる。

5分ほど黙って見ていると、気がついて一枚私にくれた。

多分気持ちも落ち着いたんだろう。

ここだなと思って声をかける。

「たいき、そろそろ保育園にいくから、あと少し食べたらおしまいにしてね。」

『ん?』

「まだ食べてていいよ」

『うん』

安心して、またポテトチップスに取りかかる。

もう一回くらい声をかけなきゃダメかなと思って見ていると、4~5枚食べたところでたいきがポテトチップスの袋を円筒のパッケージにしまいはじめた。

『もういいの?』

「あとはぁ、ほいくえんいって、おうちかえったらたべる!」


朝からポテトチップスなんて!という人はいるだろう。

まあ、少しは私も悩む。

しかし、目的を達成するためにいつもと違う行動をして、ちゃんとやりとげて、ちゃんと目的のおかしを手に入れて。

その報酬を自分からシェアしてくれて、ちゃんといつもの生活に戻るために途中で自分から手放して。

そうやって秋の公園ではとを眺めながら二人で過ごした時間。

うまく言えないけど、今朝私たちが得たものは決して少なくない気がする。

だからこれでいいのだ。


今夜たいきが『あしたもぽてとちっぷしゅたべたい!』って言い出したらどうしようかなぁ。。。とは思うけど。

■たいきのパパをtwitterでフォローする

■ブログをメールでフォロー

メールアドレスを登録すれば、更新の通知をメールで受信できます。

6,558人の購読者に加わりましょう

アーカイブ

カテゴリー