『ママ、聞いてちょうだい』

日記

予防接種の影響なのか。

とにかくのはなが寝ない。

抱っこしても泣く。

おしゃぶりをくわえてもなく。

もちろん布団に置いても泣く。

歩き回ろうが、ゆらゆらしようが。

とにかく泣く。

泣くのはなを抱っこしていたら、たいきが

『たいちゃんもげっぷでないよ』

と言って膝に乗ってきた。

いつもげっぷさせるためにのはなを抱っこしてるのを知っているからだ。

ベッドの上で左手に泣くのはな、右手におしゃべりするたいきを抱えて途方にくれているところにお母さんが風呂から上がってきた。


たいきを奥さんに任せてのはなを私の部屋に連れていく。

熱はない。

おっぱいでもない。

げっぷもした。

いつもの無伴奏チェロもだめ。

いつもの『ゆりかごの歌』もだめ。

『あかとんぼ』もだめ。

眠たいんだけど、眠れない。

それだけじゃないようだ。

なにか、胸がざわざわ、体がむずむずしてるんだろう。私もそういう日がある。


思い当たることがあって、モーツァルトに変えた。ピアニストはギーゼキングだ。

磨かれた木の床の上にポロポロと真珠がこぼれ落ちるような、小気味のよい音がスピーカーから流れ出すと、のはながピタリと泣き止んだ。

首をひねってスピーカーを見つめる。

リズミカルで少しだけテンション高めな旋律を軽やかな低音部が支える。

モーツァルトがのはなに話しかけてるようだ。

楽しいね、かわいいね、ほら、こっちへおいで、一緒に遊ぼう…

テンション高めだったのはなの体にすーっとモーツァルトが入っていって、のはなとシンクロして、そのまま夢の世界に誘おうとする。

のはなは『そうよ、これだったのよ』という顔をして、引き込まれるままに目を閉じて、そのまま眠ってしまった。


いつもより寝かしつけに時間がかかってしまった。

泣いたのはなはずいぶん疲れただろう。

早く気づいてあげればよかった。

さて、両手両足を目一杯広げて寝てるのは私の布団の真ん中。

さあ、どうしようかな。

モーツァルト『ママ、聞いてちょうだい』による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)

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