心優しい兄妹がたいきと遊んでくれた

日記

たいきが蚊に何ヵ所か食われたらしい。こんな季節にと思うが事実だから仕方ない。

アンパンマンのムヒパッチがお好みなんだけど、もう最後の一枚。買いに行こうとすると、たいきも一緒に出るという。

まあいいかと思って靴を履かせていると

『まじゅは、おしゅなあしょびしてからね!』

時間は3時半過ぎくらい。

奥さんに行き先の追加を伝えて家を出た。


公園にいくとまずは宣言通りに砂遊び。

持ってきたプラスチックのスコップで真剣に砂場の砂を堀始める。

何やら小枝のようなものを見つけては

『これは、てぃらのしゃうるしゅのこどものかせき!』

『これは、てぃらのしゃうるしゅのおとーしゃんのしっぽのほね!』

などと鑑定している。

ティラノサウルスを5体ほど掘り出したところで、滑り台に行きたくなったらしい。

『いいよ。お父さんがおもちゃ片付けておくから行っておいで。』


滑り台の方を見ると兄妹とおぼしき男の子と女の子がきゃあきゃあいいながら遊んでいる。

二人ともたいきより年上。

男の子が7-8才、女の子は5-6才というところだろうか。

滑り台の滑るところに落ち葉をばらまいたり、逆走したりして、なかなか遊び方は創造性に富んでいる。

たいきは滑り台の下にたどり着くとこちらを振り返って

『じゅんばんするね!』

と言った。

しかし見た感じ、順番に滑るというような遊び方はしていない。

多分待っても無駄だろう。

ちょっと悩んだけど

『いいよ。登ってみてごらん』

と声をかけた。


兄妹がどんな子かわからないけれど、お兄ちゃんの方がやんちゃそうには見える。

しかし妹と二人で公園で遊ぼうという子だから、きっと優しい子には違いない。

違ったら違ったで、たいきに声をかけて諦めさせて別の遊びをすればいい。

譲ってくれたらラッキーだし、まあ普通に考えて世の中そんなに意地悪な子ばかりではないだろう、と思いたい。

どうも今日の公園もみんな親子連れで、親子で遊んでいる風景ばかりだけど、私が子供の頃は、近所の公園に町内のいろんな年齢の子が集まって、みんなで鬼ごっこしたり『にえたかどーだかたべてみよー』みたいな遊びやなんかをしてたのだ。


たいきは少し躊躇したけれど、意を決して滑り台の段を登り始めた。

上にいた女の子が気づいてお兄ちゃんに声をかける。

『ちっちゃい子が来たよ!』

そうして滑り台を滑り降りてくれた。

お兄ちゃんが滑るところに腕でトンネルというか、アーチをつくってくぐらせるようにした。

たいきは滑り台の上に上がって、下を見下ろす。

滑るか少し考えるような顔をした。

下から二人が声をかけた。

『滑っておいで!』

たいきはその声に背中を押されたのか、勇を鼓して滑り始める。

二人は滑り台の横にならんで、さっきお兄ちゃんがしたように、今度は二人でトンネルを作ってくれた。


下まで滑ったたいきはすぐに満面の笑顔ででゲラゲラ笑いながら走りだし、こちらを向いて叫んだ。

『こわくなかった!』

ふたりがたいきを追いかける。

もちろんすぐに追い付けるはずだけどそうはしない。

ちゃんと3才児にあわせて追いかけっこをしてくれている。

これは、期待以上だ。

それから、3人で順番に滑り台を滑り始めた。

お兄ちゃん達はなかなかアクロバティックな滑りかたもする。

たいきも促されるままに滑り台に腹這いになって滑ってみたりして、うまく着地できずに痛そうにしたりしたけれど、

『どこか痛くない?』

と聞くと

『いたくない!』

と言って、むしろなにやら誇らしげにしていた。


それから今度は砂遊び。

ここでも三人で穴を作ったり山を作ったり、バケツで汲んできた水をそこに流し込んでみたり。

なかなか3才児ではできないレベルの砂遊びを教えてくれる。

たいきは手も靴も服も泥だらけにして二人との砂遊びを楽しんだ。


名前も聞けなかったけれど、とても心優しい二人だった。

最近公園に行ってなかったけれど、また行こうと思う。

たいきが公園で年長のお友だちに遊んでもらったのは2回目。

美しい光景だった。

またなにか素敵な出会いがあるといい。

■たいきのパパをtwitterでフォローする

■ブログをメールでフォロー

メールアドレスを登録すれば、更新の通知をメールで受信できます。

6,564人の購読者に加わりましょう

アーカイブ

カテゴリー