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たいきが熱を出した

日記

昨日のたいきは、なんか変だった。

少しせきが出ていたから、予兆はあった。

でもそれ以外にも、なにか機嫌が悪かった。

泣いたりわめいたりはほとんどしなかったけど、いつもより少しだけわがままだった。

もう少し何か我慢させたら、多分泣きわめいたりしたんじゃないかと思う。

これは、熱を出すだろうなぁとという予感というか、確信はあった。


今朝、起きると案の定38.4度。

仕事のスケジュールをやりくりして病院へ。

道中は当然全部抱っこ。

機嫌は悪くないけど、元気はない。

家に帰って、一旦仕事に出て、夕方帰る。

たいきは寝ていた。


お薬飲むのも、着替えるのも、全部

「おとーしゃん、いや!おかーしゃんがいい!」

理屈も何もない。

説得する気もない。

「そうだね。お父さんじゃイヤだね。おかあさんがいいね。」

全部お母さんにやってもらった。

たいきに、私たちの気持ちは通じただろうか。


そもそもは昨年末。

妊娠発覚して段乳。

だんだん大きくなるお腹。

お母さんはたいきを抱っこできなくなった。

6月にはお父さんと1ヶ月の二人ぐらし。

そして臨月のお母さんのいる熊本の実家で1ヶ月ほど過ごして、のはなが生まれた。

それからのはなのことでお母さんは大変。

当時の日記にも書いたけど、お母さんはお母さんで、たいきに手をかけてやりたいけどそれが思うように出来ないことをとてもストレスに感じていた。

もちろん、お母さんがたいきを無視していたわけじゃない。

話したり、なでたり、抱きしめたり、たくさんしてくれたと思う。

それでも、たいきから見れば、突然現れたのはなのために我慢しなければならないことはたくさんあったはずだ。

「のはなちゃんをおいて!たいちゃんとねて!」

と泣いていたこともあったと聞いた。


8月4日に横浜に帰ってきて、数日間はばーばもいてくれたけど、それから4人暮らしが始まった。

お母さんものはなを抱っこする。

お父さんものはなを抱っこする。

たいきは実に、いい子だった。

私たちを困らせるようなことはほとんどいわなかったと思う。

私たちだってたいきに何をしてやれるか一生懸命考えて実行してきた。

毎週末たいきとわたしはマンモス展にでかけたり、ショッピングモールに出かけたり。

寝かしつけでのはなを抱っこしているとたいきはベッドで一人で寝なきゃならなくて寂しい思いをしているからと、奥さんには早めに風呂を出て寝かしつけに参戦してもらえるようにお願いしたから、ここ最近はたいきは「お母さんと寝る」というのもできるようになった。


しかしまあ、とにかく帰ってきて1ヶ月だ。

このタイミング。

熱が出たのは、決して季節の変わり目だからだけではあるまい。

「おかあしゃんがいい!」

叫びたくて叫びたくて仕方なかったことを、ようやく叫べたのかな。

よかった、と思う。

別に、お父さんとして恥ずかしいとも悔しいとも思わない。

現に、保育園に朝の支度から毎日抱っこで連れて行っているのは私だし、お迎えも9月中までは私が行くことが多かった。

お風呂も私と入るし、寝るときも大体私とのはなの三人だったりしたのだ。

お母さんにももっと構ってほしい、と思うのは当然だ。

帰って来てから、お母さんだってもちろんたくさんたいきに構ってきた。

一緒に遊んだり、ご飯を食べさせたり、着替えさせたり、おむつをかえたり。

でも多分、そういうことじゃないのだ。

2歳のたいきが、おっぱいをがまんし、抱っこをがまんして来て、なぜかそれをのはなは全部やってもらっていて。

そんな長い時間かけて抱えてきた矛盾の話なのだ。

そりゃあ、熱ぐらい出る。

ストレスが体に出たのだ。

ちゃんと体に出て、口からも出せて、それを受け止めてあげることができてよかったと思う。


そんなことはつゆしらず、のはなは私の隣で気持ちよさそうに寝ている。

たいきにかまけてのはなをおろそかにするようなことがあってはいけない。

ひとりで二人見るときはどうしようもないののだ。

それはわかる。

二人もつらいけど、見てるほうもつらいはずだ。

だから、夫婦二人で子供二人を見られる時間をいかにたくさん作るのか、そして、その時間をどう過ごすのか。

そして、どうすれば子供にも大人にも、ストレスのない過ごし方ができるのか。

もうしばらくなのか、これからずっとなのか分からないけど、そんなことを考えながら過ごしていくのだと思う。

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