子供を思ったように育てるのは難しい

子育てを考える, 日記

どこをどう間違えたのか。

いや、間違えてはいないのか。

どうもたいきは私が思ってるような子供ではないらしい。


朝、たいきが起きてきた。

『たいちゃん、おなかすいた!』

そうか。

何を食べるかな。

ごはんかな?

パンかな?

シチューかな?

何を聞いてもうんと言わない。

ははぁ。

なるほど。

アイスが食べたいんだな。

しょうがない。

冷蔵庫の前にふたりで立ってみる。

『何が食べたいの?自分で出していいよ』


うちの冷蔵庫は上から、冷蔵庫、冷凍庫、野菜室。

たいきは何やらもじもじしながら冷蔵スペースのドアを指差した。

抱き上げて冷蔵庫のドアを開けてやる。

シチューだのヨーグルトだのが入っている。

たいきは首を傾げ、それから頭を振った。

たいきを床に下ろすと、たいきは野菜室のあたりを撫で回したり、冷凍庫を撫で回したり。

いつまでたっても冷蔵庫を開けようとしないでモジモジしている。

うーん。

何か不安なんだろうか。

『何が食べたいか言っていいんだよ。』

そう言ってたいきを抱きしめてみた。


ようやくたいきは冷凍庫を開けた。

奥さんが大量に買ったアイスが入っている。

『お、アイスが食べたいの?』

たいきは一生懸命アイスを物色して、ようやくひとつ食べたいアイスを見つけた。

ホームラン・バーだ。

『アイスかぁ。食べていいけど、ごはんの後にしてほしいなぁ』

こんなこと言わなきゃよかっただろうか。

たいきは、それでも嬉しそうに一旦アイスを冷凍庫にしまって

『あいすはごはんのあと!ごはんたべる!』

と言って猛然と食卓に向かった。

椅子によじ登ってそこからこちらに声をかける。

『ごはん、ちょっとだけついで!たいちゃん、ぴっかりんするから!』

ぴっかりんというのはご飯のお皿がカラになることだ。


とにかくごはんをよそってやった。

ふりかけもおかずもいらないという。

スプーンを渡すと、黙々と白ごはんを食べ、カラになった茶碗を見せてくれた。

『ぴっかりーん!』

本当に食べた。

よし。

いいよ。

アイスをお食べ。

たいきは嬉しそうに走ってきて冷蔵庫を開けて、今度こそホームラン・バーを食べ始めた。

私は、なにかとても悲しい気持ちでそれを見ていた。


久しぶりに行った保育園。

今日はどうだった?と聞くと

『りっくんとりんちゃんとあそんだ。はるちゃんが、おもちゃかーしーてっていったの。ひろくんがあーとーでっていったけど、たいちゃんはいーいーよっていった。』

随分しっかり報告してくれるようになったものだ。

おもちゃを譲ってあげたことを話してるらしい。


別に、アイスばかり食べさせたいわけじゃない。

ごはんも食べてくれて結構。

ご飯の後でアイス。

なんの文句もない。

おもちゃを友達に貸してあげたのだって、立派なものだ。

自慢していい。

うちの子はいい子に育っている。

ただ、私はたいきにいい子に育って欲しいわけじゃないのだ。

ちょっとわがままで、ちょっと手こずるくらいが丁度いい。

あまり我慢することなんか今のうちから覚えて欲しくない。


たしかに私も奥さんも喧嘩はしない。

強く主張し合うこともない。

たいきに対しても強い口調で叱りつけるなんてことはない。

だから、たいきはそもそもそういう言葉遣いに親しんでいないのかもしれない。

しかし、ずいぶんわがままもきいてるつもりだし、何かつよく禁止するようなことも滅多にない。

わがままを言うことへの抵抗はないと思うだけど。

まあ、そんなこと関係なくて、たいきはただただ純粋に個性なのかもしれない、

とにかく、理由はなんであれ、だ。

どうしたらもっと傍若無人に振る舞えるような個性が育つんだろう。

悩みは深い。

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