たいきは義実家に来て初めて泣いた

日記

21時過ぎ、風呂から上がったたいきがジュースを飲みたいと言い出した。

今日は動物園でもグレープジュースを飲んだし、家でも飲むヨーグルトを飲んでいて、少しのみすぎ。

うんちがゆるめになっている。


「今日はもうたくさん飲んだから」

「明日また飲もうね」

「ちょっと今日は飲み過ぎだよ」

私とばーばが口々に言って、たいきは黙ってしまった。

顔は怒っている。

かんしゃくを起こしそう。

はっとした。

危ない危ない。


あわてて言い直す。

「たいき、ジュース飲みたいね」

「たいきはジュース大好きだもんね」

「お父さんもジュース好きだなぁ」

たいきが抱きついてきて、ぽろぽろ涙をこぼし始めた。

義実家に来てから初めてのことだ。

「たいちゃん、じゅーしゅのみたい~」

「そうだね。ジュース飲みたいね。ごめんね。ちょっとうんちが緩くなっちゃって。いまジュース飲むとお腹いたくなっちゃうんだ。たいちゃん。ジュース飲みたいね。」

「えーん。たいちゃん、じゅーしゅのみたいの~」

「そうだね。ジュース飲みたいね。ジュース大好きだもんね。」

「じゅーしゅのみたかった~(泣)」

時間にして5分くらいかなぁ。

たいきは私に抱きついて泣いていた。


「お父さんは我慢強いなぁ。おれはなかなかそこまでようせんばい。」

義父にほめられた。

我慢強い、かぁ。

あんまりそういう自覚はない。

私はむしろ切れやすい方。

子供をぶたなかったという、いつも穏やかなこのお義父さんが私の目標。

まあ、彼らの昔を知っているわけではないし、まして当時のお義父さんの心の内など知るよしもない。

やっぱり子育てにはそれぞれ苦労があったんだろう。

子供をぶたない、というのは、一日一日の積み重ねであって、ひとつの行動の実績ではないのだ。


今日はじーじ以外のみんなで動物園にも行ってかばさんやぞうさんやライオンさんも見た。

動物園での移動は例によってずっと抱っこ。

多分、この夏初めての真夏日でなかなか暑かった。

しかし、この態勢ならみんなといてもたいきと二人みたいなもの。

いつも通りの姿勢でたいきと話ができるし、たいきのわがままもちゃんと聞いてやることができる。

意識してゆっくり歩き、ゆっくり話しかけ、ゆっくり話を聞く。

ここ数日興奮ぎみだったたいきの呼吸も整った気がする。

気のせいかもしれないし自己満足かもしれないけど、こうしたかったのだからいいのだ。


夕方には二人で公園にも行った。

手を繋いで歩いて、滑り台や砂場で遊んで、椰子の実とか、とりとか、ラクカラチャとか、夢路よりとか、たくさん歌を歌って聞かせた。

帰り道

「たいき、お父さんは明日横浜に帰るよ。お母さんは熊本。たいきはどうする?」

と聞いてみた。

「たいちゃんはぁ、くまもといる!」

即答だった。

よしよし。

それでいい。

ここ数日は意識してたいきにあんまりべったりしないようにしてたし、お風呂だってばーばに入れてもらっていた。

安心して置いていける。


明日から1ヶ月以上ひとり。

元々私は趣味も多いしひとり遊びも好きだし、ひとり上手な方のはずなんだけど。

どうやって夜を過ごしていいかわからない。

さみしいとか辛いとかじゃなくて、本当に過ごし方を忘れてしまった。

とてもダメ人間な生活になる気がする。

ちょっと心配だ。

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