お母さんとじーじとばーばに会って興奮するたいきと『side by side』実践編

日記

二人で家を出て、二人で空港に行って、二人で飛行機にのって、熊本にたどり着いた。

ばーばとお母さんが迎えに来てくれた。

義実家につくと、ばーばが子供用の車を用意してくれていた。

なんかたくさんボタンがついていて、押すと音楽が流れたり音が出たり。

たいきは興奮して押したり引いたりボタンを押したりして遊び始めた。

一向に乗ろうとはしない。

今まで手に入れたミニカーの中で一番大きいやつ、という扱いなのかもしれない。

奥さんと二人で見守っていたけど、奥さんも、乗るように促したりはしない。

遊びたいように遊べばいいのだ。

久しぶりに夫婦顔をあわせたけど、こういうちょっとしたところで気が合うのが嬉しいなと思う。

ひとしきり遊んだところにばーばがやって来て、乗り方を教えてくれた。

まあ、それはそれでいい。

たいきは家の前の道で一生懸命車を走らせ始めた。

奥さんはたいきを見守っている。

私は車が来ないか注意していた。

と、遠くに不思議なものが見えた。

道の真ん中に茶色いものが落ちている。

なんだろうと思って近くにいってみると、道の真ん中で猫が昼寝していた。

住宅街のど真ん中で、とりたててど田舎というような風景の場所ではないんだけど、まあ、のどかなところだ。

車は来ないらしい。

子供の遊び声を聞き付けて、回りの家のおばあさんたち出て来て、うちの奥さんやばーばも交えて井戸端会議まで始まった。


ばーばとお風呂にはいって、9時前には親子三人で寝室へ。

じーじが50年前にモスクワの『赤の広場』の百貨店で買ってきたというマトリョーシカで遊んだり。

9時を過ぎたので「寝よう」と声をかけると、たいきが

「おやしゅみしてくる!」

と言ってリビングに行ってしまった。

ちゃんとじーじとばーばに挨拶して帰って来たのだけど、寝室の明かりが消えているのを見て今度はおもちゃをかき集め始めた。

「ちょっと、ばーばとあしょんでくるね!」


まあ、いい。

急いで寝る時間でもないし、興奮してて寝られそうもない。

私も奥さんも止めるでもなく

「いってらっしゃい」

といって送り出した。

二人で、離れていた間の話なんかしていて、4~50分たったころ、たいきとばーばが寝室にはいってきた。

「なんか、たいちゃんがばーばと寝るって言ってるんだけど…」

ばーばさえよければ全然構わない。

よろしくお願いしますといって送り出したら、奥さんは少しショックだったらしい。

「久しぶりに会ったんだから『お母さんと寝る!』ってなるかと思ったのに…」

そうか。

まあ確かに。


二人で話し続けていると22時半ごろたいきが帰って来た。

やっぱりこっちで寝ることにしたらしい。

ばーばにお礼をいって引きとると、たいきは遊びたいから明かりをつけてと言い出した。

なるほど。

久しぶりにあったばーばと遊んで、満足したからいよいよ今度はお母さんと遊ぼうと思ったってことか。

「だめだよ、もう遅いから寝るよ。」

「いや!おかあしゃんとあしょぶの!」

奥さんも

「たいき、もう遅いし、明日からたくさん遊べるよ」

「いや!いまあしょぶ!」

とうとうたいきは泣き出した。

ここだ。

『side by side』のコミュニケーションを奥さんにも披露するところだ。

「もっと遊びたいねえ」

「もっとあしょびたい!」

「まだ寝たくないもんねえ。お母さんと遊びたいよねえ。」

奥さんもこの記事を読んでくれているのですぐに私が何をやっているのか気づいてくれたらしく、同調する。

「私ともっと遊びたいよねえ。」

あの記事の前なら「こんなこと言ってもっと遊ばせようとしてる!」とお互い誤解しても不思議じゃない。

書いててよかった、ブログ記事。

やっててよかった、公文式、だ。

ひたすらふたりで

「もっとあそびたいね、ごめんね」

を繰り返すと、ものの数分でたいきは落ち着いた。

そして、水を飲んで、例によって「はらぺこあおむしのおはなし」のリクエスト。

二回目の土曜日できっちり寝かしつけも終わり。

奥さんも一緒に眠ってしまった。


たいきは随分しゃべるようになったし、随分大きくなった。

じーじもばーばもとても喜んでくれた。

奥さんには、この1ヶ月で身につけた『side by side』を披露できた。

とてもいい一日だった。

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