「おとーしゃん、おしごといっていいよ」

日記

朝から公園にいきたいという。

それも結構な時間になってから。

まあ、もうなれた。

いつか

「もっと長くいたい!」

と言い出す日が来るんだろうけど、今のところは数分で納得して保育園に向かってくれるし。

急いでしたくして、いつもより10分以上早く家を出られた。

家を出ると、珍しくずっと手を繋いで歩こうとするし、花は咲いてるし蝶々は飛ぶし、大好きなごみ収集車やヤマトさんのトラックもいて、その度に立ち止まるので遅々として進まない。

ちょっと心配になるけど、まあ、早めに出たから余裕だ。


広い公園につくとベンチでタバコを吸ってるおじいちゃんがいて、声をかけてくれた。

たいきは少しおびえたけど小さな声(多分向こうには聞こえなかっただろう)で

「こんにちは」

と言えた。

滑り台の階段に向かう。

ミニカーを滑らせる遊びがしたいのだ。

と、滑り台の出口の地面を見ると、泥でぐちゃぐちゃになっている。

昨日の雨が、そこだけ乾いていない。

「大変だ!たいき!見て!」

たいきを呼ぶと、登りかけた階段から降りて、すぐにこちらにかけてきた。

「なに?」

「ほら見て、ここ。濡れてるねぇ。これだとミニカーが泥だらけになっちゃうよ。」

たいきは恐る恐る手を伸ばした。

指先に泥がついてあわてて手を引っ込める。

「どよだやけになっちゃうねえ」

「うん。泥だらけになっちゃうねえ。」

「しかたないか」

「うん。仕方ないね。」

意外とすっきり諦めて公園の出口に向かって歩き始めた。

「また、おとーしゃんと、こようね!」

諭すような口ぶりがおかしくてしかたない。

「うん、またたいちゃんと来ようね。」


保育園の朝の別れはいつもドキドキする。

ほとんどぐずったりすることはないけど、それでも月1、2回くらいは泣いたりいやがったりすることがある。

昨日はちょうどその日だった。

なかなか私から離れようとしないたいきを先生がやさしく抱っこしてくれたけど、たいきはべそをかいていた。

今日はどうかな。

一緒にロッカーに荷物をしまって、おむつをおむつ置き場において、保育室に向かう。

ドアを開けようとするとたいきが保育室のドアにもたれかかって、こちらを向いた。

「おとーしゃん、おしごといっていいよ」

この前の、お風呂から一人でリビングに行ってしまったときといい、最近、あっけにとられることが増えた。

「たいき、ありがとう!」

たいきを抱きしめて、頭にキスをして、保育室に送りいれると、たいきは先生の方に歩いていって、一度振り向いて手をふった。


とにかく朝はドキドキの連続だ。

スムーズに行っても、うまくいかなくても色んな気持ちになる。

今日も一日、楽しい時間を過ごしてくれますように。

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