YouTubeを子供が見ること

子育てを考える

どうも、テレビやYouTubeばかり見てると言語の獲得が遅くなる、みたいな話があるようで。

なんでかというと、言語の獲得にはインプットとアウトプットが必要で、動画に話しかける(アウトプット)ことはできないから、ということらしいのだけど。

たいきはゼロ歳から保育園に通ってるので、まあ、お友だちや先生達ともよくしゃべってるかもしれない。

しかしそれを差し引いても、毎日二時間くらいはYouTubeを見てたりするので、かなり見てる方といって差し支えないと思う。

しかし、たいきを見ていると、どうもそのYouTubeの悪影響みたいなものは誤解である気がしてならない。

テレビのことはよくわからないけれど、テレビとは少なくとも大分違うように思う。


YouTubeは3分から10分くらいの動画が多い。

気に入ったら何回でも見ることができる。

まずここが違う。

たいきが一番見たのは多分、はらぺこあおむしの歌の動画で、はらぺこあおむしの歌の動画はたくさんアップされているのだけど、全部あわせたら数百回は見てると思う。

おかげで、たいきは2才になるかならないかのころにはあの三分くらいの歌をフルコーラス歌えるようになった。

もちろんおぼつかない口調だし、ところどころ文字が飛んでたりする。

しかし、月曜日から金曜日まで、それぞれの日にあおむしが何を食べたのかは完璧に覚えていたし、土曜日に食べたものも、私がやってて順番を間違えたりするとすぐに指摘された。

ちなみに土曜日に食べたのは

チョコレートケーキ、アイスクリーム、ピクルス、チーズ、サラミ、ペロペロキャンディ、さくらんぼパイ、ソーセージ、カップケーキ、そしてスイカ。

私もさすがに覚えてしまったので、いまこれをなにも見ずに打っている。

初めて数えたけど、10個もあるのだ。


他にも、ミニカーを紹介する動画や、アンパンマンたちの人形を使った寸劇なんかもずいぶん見た。

だから、たいきは働く車の名前もたくさん知ってるし、その役割もそれぞれ説明できる。

「まちをきれいにしゅるごみしゅーしゅーしゃ!」

なんて具合だ。

「ばいきんまんはわるいやちゅだ」

なんてことも知っている。

買い物でお金やSuicaを使うこともわかってる。

今や手元にあるおもちゃ同士に会話させたりケンカさせたりもしている。

全部YouTuberさんのまねごとだ。


嫌いな動画は飛ばすこともできるし、好きな動画を選ぶこともできる。

タブレットはそもそもインタラクティブ(双方向)なツールなので、テレビのように垂れ流されるものをひたすら受動的に見ているのとは全然違う。

はらぺこあおむしに飽きたからアンパンマン。

アンパンマンに飽きたから恐竜。

恐竜に飽きたからかばさん。

かばさんにあきたから、何語かもわからないけど動物をつかって色の名前を覚える動画や、子供向けのどこかの国の言葉の歌の動画。

なんて具合に「次に見たいもの」をちゃんと自分で考えている。

初めてみる動画も、つまらないと思ったらあっという間に飛ばしている。

黙って見てはいないのだ。

だからたいきは、テレビはあんまり好きではない。

見たいものを自分で選べないからだ。

たいきにとってはテレビとYouTubeは全然違うものなのだ。

そしてまた、ひたすらアンパンマンたちの寸劇を見たりする。

同じものを何度も何度も見て、覚えてしまう。

そして一通りインプットする、と自分でYouTuberさんと同じことをやってみるのだ。


選べる、反復できる、というこのふたつの要素は、子供にとってのYouTubeを考える上では無視できない。

テレビを見ていても言語の習得の足しになりにくいのは何となくわかる。

なにしろひたすら刺激を消費し続けるだけだからだ。

YouTubeの場合は、短い動画を何度も見て、それを自分でも歌ったりやったりしてみるというところまでセットになっている。

たいきが歌っているのが何語の歌なのかもわからないことが増えてきた。

おそらくたいきは、日本語英語のほかに、韓国語、中国語、ロシア語あたりのコンテンツは見ている。

おとなと違って、どうせ日本語だって完璧にはわかっていないから、他の言語の動画でも問題ないのだ。


脳にどんな影響があるとか、発達が云々とか、色々難しいことを考えてくれる人がいるのはありがたい。

しかしその人たちは、子供がYouTubeをこんなに真剣に長時間見て育ったのを観察して言ってるだろうか。

テレビと同じように「動画を眺めている」ということだけに注目していないか。

そもそもYouTubeを真剣に見たことがある人たちだろうか。

見もせずに「動画」と、テレビもYouTubeもひとくくりにしていないか。


YouTuberさんたちは、子供にとって良いものを一生懸命作っている。

何しろ、テレビと違って、それがちゃんと子供の喜ぶものであるかどうかで、ダイレクトに収入がかわるのだから。

しかも、親も喜んで見せるようなものを作らなければならない、ということが、神の見えざる手によって、今まで誰も想像しなかったような、子供にとってとてもよいコンテンツを産み出している。

世界中のYouTuberさんたちが、世界中の子供達に「見てもらう」ことを真剣に考えてしのぎを削っているのだ。

いいものができるに決まっている。

親にとっても、子供にとっても嬉しいものに決まっている。

YouTubeを見せた方が幼児教育にはいい。

最早、時代はそこまで来ていると思う。

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