「たいちゃん、あかちゃん、あんまいしゅきじゃない」

お父さんであること, 子育てを考える, 日記

たいきはよく歩く。

最近は、

・車道には何があっても出ない

・車が通るところは手を繋ぐ

・交差点では立ち止まって手を繋ぐ

・呼んだら立ち止まる

というようなことを全部守ってくれるようになった。信号が赤の時は

「しんごうがあかだからあぶないよ!」

と教えてくれる。

随分楽になった。

まだまだしょっちゅう転ぶし、いきなり走り出すことがないように遠くに離れないようにはしているけれど。


いつもと少し違う道を歩いていると、とあるマンションの入り口にこんな灯りがついていた。

これを指差して

「だれかがこわしちゃったのかなあ。もしかしておばけかな?そえともおおかみかなぁ。」

なんて首をかしげていた。

お化けや狼は悪いやつだと思っているらしい。

考えながら歩いていたら足元がお留守になって、あ!っという間もなく盛大に転んだ。

歩き始めた頃は転んでも痛がらなかったけど、最近は痛がるようになった。

手と膝が痛いといって「たいのたいのとんでけ、して」という。

「いたいのいたいの~~とんでいけ!」

「もうだいじょうぶ、おしょらにとんでった、おとーしゃん、あいがと」

ちょっと眉毛がハの字になったまま、頼りなげな声で、でもはっきりそういうと、抱っこをせがんだ。

やっぱりまだ痛いのかな、と思う。

「痛かったねえ。どこが痛かった?」

「あしょこ」

と、たいきは膝でも手でもなく、転んだ場所の地面を指差した。


そろそろたいきに赤ちゃんのことを話そうか。

「お母さんのお腹の中にね、赤ちゃんがいるんだよ。」

「わかんない」

「そうか。わからないか。お母さんのお腹のなかに赤ちゃんがいてね、出てくるんだよ。そしたらたいきはお兄さんだ。たいきは赤ちゃん好きかい?」

「たいちゃん、あかちゃん、あんまりしゅきじゃない」

ははぁ。

なるほど。

想定外だ(笑)

まあいい。

「そっかぁ。たいきはあんまり赤ちゃんが好きじゃないのか。」

「あかちゃん、あんまりしゅきじゃない」

いいよいいよ。

お兄ちゃんになるからって、赤ちゃんが好きじゃなきゃいけない理由なんてひとつもない。

奥さんともよく話すのだけど、たいきは望んで兄になるわけじゃない。

「お兄さんだから」

という言葉は絶対に使いたくないし、そういう理由で何かを我慢させることも絶対にしたくない。

たいきは、たいきなのだ。


「今はお母さん、おなかに赤ちゃんがいてたいきのことを抱っこできないからなぁ。赤ちゃんが出てきたらお母さんにもいっぱい抱っこしてもらおうな。」

「うん」

「赤ちゃんのことはお父さんが抱っこすればいいから」

「おとうしゃん、たいちゃん、だっこして!」

そうかそうか。

「そうだね。お父さんもたいきのことをいっぱい抱っこするよ。」

「うん!」


少し困ったことがある。

お腹の子供は女の子らしい。

まだ確定ではないけど、今のところ女の子だということだ。

女の子は「女の子だ」ということを理由にした抑圧がずいぶんあるらしい。

私はそれも一切したくない。

長男だから、女の子だから、そんな理由で何かを抑圧するのは絶対に嫌だ。

2番目が男の子だったら抑圧していいということではないけれど、女の子だったら、そこに大いに気は遣いたい。

幸い今のところ私たちは二人で子育てをしていけそうだから、なんとかなる気はする。

しかし、私は女性として生きてきたわけではない上に、中学校からは男子校に行っていたので、女の子に対する抑圧というのはいまいちどういうものかわかっていない。

そんなことも含めて、どんな子育てをするのか、しっかり考えとかなきゃいけないと思う。


たいきは随分重くなった。

お腹の子が生まれる頃には、もっと重くなるだろう。

抱っこも大変になる。

たいきが成長して、今までみたいにはやってあげられなくなることもある。

それをどう変化させ、受け入れさせていくのかも難しい問題だ。

うっかりすると

「おにいちゃんだから」

なんて説明をしたくなるかもしれない。

でも、それは避けたいのだ。


生まれるまであと五ヶ月。

そろそろ名前も考えなきゃ。

例によって私一人で考えなきゃいけないらしい。

たいきのときもそうだった。

考えることはてんこもりだ。

奥さんはお腹のなかであかちゃんを育ててくれている。

こちらはこちらで、しっかりとやれることをやっていかなければ。

まだまだ先のような気もするけど、きっと来てしまえばあっという間だろう。

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