数を数える
2ヶ月くらい前から、たいきは時々
「いちにーさんしーごーろくしちはちきゅう!」
というようになった。
時々「しーごー」を飛ばしたりする。
道を歩いていて車が三台くらい止まっていると、
「いちにーさんろくしちはちきゅう!」
なんて叫び出す。
三台でも九まで数える。
昨日、たいきと二人で隣駅までいった帰り道、はらぺこあおむしの歌を歌ってほしいというので、手を繋いで歩きながら大きな声で歌いながら歩いた。
時々歌詞を忘れたふりをして聞いてやる。
「お日さまが上って~、あおむしは…あおむしは…えーと、なんだっけ?」
「おなかがぺこぺこ!」
「あ、そうか。♪あおむしは食べるものを探しはじめました~」
「♪月曜日、月曜日、リンゴをひとつ食べました~、それでもやっぱりおなかはペッコペコ~。火曜日、…火曜日…、えーと、何を食べたのかな?」
「なし!」
「あ、なしね。♪なーしをふーたつ食べました~それでもやっぱり、おなかはペッコペコ~、水曜日、水曜日、、、なんだっけ?」
「すもも!」
「すーももーをみーっつ食べました~、それでもやっぱりおなかはペッコペコ~。木曜日、木曜日、イチゴを…いくつ食べたのかなぁ?」
「じぇんぶ!」
「全部かぁ(笑)そうだね。♪イチゴをぜーんぶ食べました~」
…
イチゴは4つなんだけど。
まあ、いいの。
4はまだ難しかったかな。
今朝のことだ。
相変わらず早起きのたいきが、早朝からせんべいを食べたいという。
小さなせんべいがいくつも入った袋を渡すと、喜んで食べ始めた。
「お母さんのせんべいだから、全部は食べないでね」
と言って、ぼーっと、というかうとうとしているとたいきに起こされた。
せんべいの袋をこちらに渡そうとしている。
大分残ってる。
全部は食べなかったらしい。
「全部食べなかったんだね。お母さんに残してくれたの。ありがとう!」
するとたいきは手を4の形にして突きだして
「よっちゅたべた!」
と言った。
驚いた。
まあ、本当に4枚食べたのかはわからない。
しかし、手はちゃんと「4」になっている。
たいきは4がわかるらしい。
「たいきはごさいになった!」
なんて、パーにした手を見せながらいってることもある。
発育が早いとか遅いとかはよくわからないけれど、とにかくできることが増えていく。
それを見守るのは、この上ない幸せ。

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