『だっこ』

日記

たいきが『だっこ』って言った。

はっきりと。

『だっこ』

思わず聞き返した。

「だっこ?」

たいきはもう一度、私の顔を見て、はっきりと、高らかに、誇らしげに言った。

『だっこ!』


一昨日、保育園の先生が

「たいきくん、エリックカールの『だんまりこおろぎ』の絵本が大好きなんですけど、『だんまり』がうまく言えなくて、それが可愛くて何回も聞いちゃうんですよ~。」

という話をしてくれた。

それは是非聞きたい。

帰り道、たいきに聞いてみた。

「たいきはこおろぎの絵本が好きなの?」

『こおろぎ、しゅきだよ』

「だんまりこおろぎ?」

『だんまりこおろぎ』

おい。

ちゃんと言えてるじゃないか。

言えるようになっちゃったのか。

残念だなぁ。


今日、帰り道、そのことを思い出して、また聞いてみた。

「今日はだんまりこおろぎの絵本読んだ?」

『まんまりこおろぎ、読んだ』

\(^-^)/

笑いをこらえてもう一度。

「そっかぁ。だんまりこおろぎかぁ。」

『まんまり、まんまりこおるぎ』

「だんまりこおろぎね」

『まんまり、こおろぎ!』

誇らしげだ。

言えてるつもりらしい。


お風呂から出るときだ。

たいきはお風呂からリビングまで自分で歩いて行くこともあるけど、たいてい私に抱っこをせがんで、抱っこで移動する。

しかし、初めてたいきが抱っこしてくれと言ったのがいつだったか忘れてしまったけれど、とにかくその時以来ずっと『ばっこ』と言っていたのだ。

私もずっとそれが移ってしまってあるころからずっと『ばっこ』と言っていた。

今日は違った。

風呂のドアを開けて、バスタオルにくるまれてファンタジーアニメの神官だか魔法使いだかみたいな格好になったたいきが、うちの風呂の高い敷居(風呂場の敷居について話し合わないことについての記事はコチラ)を眺め、そして私の顔を見て、厳かに

『だっこ!』

と言ったのだ。

だっこせよ、と。


正直、嬉しい気持ちよりもはるかに寂しい気持ちが大きい。

どんどんちゃんとした人間になっていく。

そりゃ、嬉しいには決まってる。

うれしい決まってるけど、なんてさみしいことなんだろう。

こうやってどんどんちゃんとしゃべれるようになって、そのうち『アウフヘーベン 』とか『墾田永年私財法』とか言い出すんだろうか。

もうしばらくそんな難しいことは言わずに、お父さんに舌ったらずな言葉を聞かせてほしいのだ。

【今日のねかしつけの時の歌声】

ちなみに歌っているのは『おばけなんてないさ』

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