「ビンタしようか?どっちのほっぺたがいい?」

子育てを考える

数日前、たいきと小児科に行った。

2坪ほどの狭い待合室に、子供連れが3組ほど。

中に、3歳ぐらいの男の子がいた。

おばあちゃんとお母さんと3人で来ていた。

病気でぐったりしているという感じではなくて、それなりに元気にお話ししている。


たいきはいつもはここでは元気一杯にお話ししたり、絵本を持ってきて読んでくれとせがんだり、ぬいぐるみをさわったりする。

ところがこの日に限っては、具合が悪いというわけではないのだけど、なんか眠かったのか何なのか、偉くおとなしくしていた。

病室の中から赤ちゃんの元気な泣き声が聞こえてきていたから、緊張していたのかもしれない。

「大丈夫だよ。今日は注射はしないよ。先生にもしもしってしてもらって、あーんってするだけだからね。」

たいきは小さくうなずいたけど、相変わらずじっとしていた。


男の子が診察を終えて戻ってきた。

どうも靴を履きたくないと言っている。

泣いたり喚いたりしてるわけではない。

男の子のお母さんの声が聞こえた。

「ほら、あっちの子は大人しくしてるじゃん。ちゃんとしないとぶったたくよ。」

ぎょっとしてそちらを見た。

男の子は悪びれる様子もなく体をよじっている。

おばあちゃんが両手をチョップの形にして上げた。

「じゃあ、ビンタしようかな。どっちのほっぺたがいい?」

穏やかな口ぶりでとんでもないことをいう。

心底驚いて、吐き気をおさえながらその子の顔や、服から出ている肌のところを盗み見る。

アザや傷は、見える範囲にはないみたい。

男の子はは泣き出すわけでもなく、でもまあ怖かったのか嫌だったのか、素直に靴を履いた。


どうしていいかわからなかったけど、あんな言葉を聞いて、一日吐き気が止まらなかった。

大人二人がかりで「殴るぞ」と伝える。

あんなものはしつけとは言えない。

あの言葉は、すでに暴力だ。

それに、日常的に暴力を振るわれている可能性は無いとは全然言えないと思う。

そう思って、一応、児童相談所全国共通ダイヤルの189には連絡した。

それがよかったのかどうかもわからない。

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