たいきはうーたんにごめんねと言って抱き締めた

日記

12時を過ぎた頃、たいきがいきなり大声で泣きながら目を覚ました。

どうも、ぐるぐるいや~、等といっているようなので、何か怖い夢でも見たらしい。

ぐるぐる、というのはたいきをだっこしたままひっくり返したりする遊びで、機嫌がいいときはきゃっきゃいって喜ぶけど、たまにいやがったりもする。

もちろん布団で眠っているたいきにぐるぐるをしたわけではない。

布団の周りに置いてあったぬいぐるみやなんかををひっつかんでは怒って投げていた。


15分かそこら泣いて、やっぱりお母さんのところに行きたいと言い出した。

まあ、明日は休日だし、まだ宵の口でもあるからいいかと思ってお母さんに授乳してもらった。

幸せそうな顔でお母さんに引っ付くたいきに

「おっぱい飲んだらあっち(お父さんの布団のこと)にいこうね」

と声をかける。

しばらくするとすっかり機嫌がなおって

「ばっこして」

と、抱っこをせがんだ。


お母さんにちゃんと「おかあしゃん、ありがとう」を言って、ほっぺにキスをしてもらって、お父さんの布団に戻ってきた。

クールダウンのために授乳中に用意しておいたバッハの平均律クラヴィーアのレコードを小さめの音でかけてやる。

小気味良いテンポで、盲目のヘルムート・ヴァルヒャのチェンバロの演奏が流れ始めると、すっかり寝る体制が整った。

布団に寝転んだたいきが「うーたんは?」と言うので、さっき投げ飛ばされたうーたんを探し手渡してやる。

「うーたん、ごめんね」

と言って、うーたんのあたまをよしよしして、枕に寝かせようとする。

枕が高くて何度寝かせようとしても転がり落ちてしまうので

「たいき、抱っこしてあげたら?」

というと、いそいそと起き上がってうーたんを胸に抱いて、そのまま寝に入った。

あっという間に寝息をたて始める。

あんまりかわいいので写真を撮ると、かわいいおへそがのぞいていたので、服を整えて布団をかけてやった。

今度は楽しい夢を見られるといいね。

おやすみなさい。