今日からお父さんと寝ようか
たいきが夜中に起きる。
三回くらいは起きる。
もう、何ヵ月か、私は基本的には隣の部屋で寝ていて、それに対応していない。
ずっと前から、辛かったら起こして、ということになっているし、実際起こされてもいた。
ところがここ数ヵ月は、たいきが起きるとすぐおっぱいにかじりついて、奥さんも私を起こしに来るよりはそのまま寝ながら授乳する方が楽だということで起こしに来なかった。
ということだとは思ってるんだけど、その間奥さんがどれくらい大変だったか、申し訳ないけど私は知らない。
いずれにせよ、先月から、どうもこれが辛いと奥さんが言い出して、二、三回対応したのはここの日記にも書いた。
しかし、いよいよそれをちゃんと仕組み化しないといかんということになったらしい。
今朝、奥さんから「夜たいきと寝るの交代でやるようにしよう、このままだと寝不足で辛い」と言われた。
「もちろん」と即答。
今までそこを考えてなくて、有り体に言えば甘えてしまっていて申し訳なかった。
たいきは夜中に起きる。
大体12時過ぎと2時くらいと、そのあとも多分2、3回。
起きたとき私が気づかないと、そのまま奥さんの部屋にいって奥さんを起こしてしまう。
であれば、最初の寝かしつけから2時か3時位までに起きたときにこちらで責任もってもう一度眠らせて、そのあとはたいき次第、というのが一番だろう。
てことはつまり、たいきから見ると、とりあえず「夜はお父さんと寝る」ということになる。
奥さんがいつも通り家を出て、たいきと二人で朝ごはん。
一応、たいきにも聞いてみる。
「たいき、今日からお父さんと寝よう。昨日もお母さん、おっぱいたくさんくれたでしょう?お母さんはたいきが大好きなんだよ。でも全然寝られなくて大変なんだって。」
たいきは少し考えたかもしれない。
そして
「いーよー」
と返事をした。
うわ。
やった。
いつもこういう話をすると当然「や」という返事が帰ってくる。
でも、一昨日も風呂のなかで「今夜はお父さんと寝てくれる?」と聞いたら「いいよ!」と返事をしてくれて、実際、とりあえずお父さんの布団で寝ようとしてくれた。
実際、その後、とりあえずお父さんの布団で寝ようとはしてくれた。
かなりいいところまでは行ったのだ。
これは期待できるかもしれない。
「そうか、ありがとう」
と言って頭を撫でる。
「おかあしゃん、かじぇ、ひいちゃう」
おや。
そんなことまでわかるのか。
たいきはまた、視線をおかあさんといっしょに移すと、黙々と朝ごはんを食べはじめた。
さてさて。
今夜どうなるか。
今朝のこの会話をたいきが覚えているものなのか。
どうなのか。
そして、ひょっとするとこれが卒乳という、たいきの今までの人生で一番大きなイベントの始まりになるのか。
ドキドキする。
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