たいきは「おにいちゃんになった」
最近、たいきが
「たいちゃん、おにいちゃん、なった」
とよく口にするようになった。
今のところ兄になる予定はないf(^_^;
なんかの予言なのかなぁ。
とりあえず保育園でも言ってるんだろうなぁと思っていたら、案の定、先生からも「もしかして…?」と言われてしまった。
いやいや。
まだないです、と言っておいた。
「きょう、あかちゃんのへや、いった」
とたいきが言い出した。
風呂でたいきを膝に寝転がして頭を洗ってやっていた時のことだ。
たいきがいるのは2才児のクラス。
夕方、子供が少なくなってくると1才児クラスや3才児クラスと合同になる。
多分そのときに、2才児の部屋のとなりの1才児の部屋に行ったんだろう。
私も時々その部屋をのぞくことがある。
あの部屋に一年、毎朝連れていった。
たいきとの思い出の部屋だ。
こうやって、ひとつひとつ思い出が増えていくんだなぁと思う。
思い出の部屋があるというのは、たいきはまだ2才だけど、確実に一年成長した証だ。
狭いけど明るくて清潔で、暖かい気持ちに溢れているその部屋を見ると、いつもたいきを抱き締めたい気持ちになる。
「きょう、あかちゃんのへや、いった」
そうか。
たいきもまだ赤ちゃんみたいなもんだと思っちゃう。
思わず笑いそうになるけど、笑うのはこらえるし、それは言わない。
「だれがいたの?」
まだ難しい質問だったかな?
たいきは少し考える顔をした。
「しほたんと、かおいちゃん」
!
しほちゃんは知ってる。
最近お迎えの時に残ってる子だ。
かおいちゃんというのはしらないけど、多分かおりちゃんという子がいるんだろう。
「後は?」
「あっしくんとぉ、あゆみくん」
おお。
あつしくんとあゆみくんも確かにいるぞ。
ほんとに4人の名前を覚えて、思い出していってるんだ。
すご。
「しほちゃんと、かおりちゃんと、あつしくんと、かおりちゃんか。」
「うん」
「みんなと遊んだの?」
「たいちゃん、おにいちゃん、なった!」
なるほど。
たいきはおにいちゃんになったんだなぁ。
去年はずっと先生と、お兄さんお姉さんに遊んでもらっていた。
ちゃんと下級生?っていうのかな?後輩?がいて、自分の方がお兄さんなんだってわかってるんだ。
小さいなりにちゃんと社会があったり責任感があったりするんだろうか。
自分より小さい子がいることが、うれしかったりくすぐったかったりするんだろうか。
まあ、あせることはない。
もうしばらく、うちのかわいいたいきくんでいてください。
今日もおつかれさまでした。
いい夢を。
※文中の園児さんの名前は個人情報に配慮して変えてあります。
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