子供に聞かせるのにおすすめなクラシックの作曲家

子供に聞かせたい音楽

結論から言うと、モーツァルトとヴィヴァルディがおすすめ。

この二人の曲ならまずほとんど何を選んでも間違いはない。


クラシック音楽と一口に言っても、実は色々ある。

別に、何を子供に聞かせるのがいいとか悪いとか、そんなことを言うつもりはないのだけど、聴きやすい音楽と、そうでない音楽というのがある。

あまりクラシックを聴き慣れていない大人は、クラシックと言われただけで「なんか難しそう、聴きにくそう」と身構えてしまうかもしれない。

でも実は、そもそも「聴きやすいように書かれたクラシック」というのがあって、身構えさえしなければそれらはそこそこ聴きやすい。

別に正座して鑑賞する必要はない。

料理しながら、読書しながら、スマホを眺めながら流しとく程度でいい。

そんな聞き方というか、流し方をしてて気持ちよく聞けるものがある。

そして、そんな流し方をしておくだけでも、子供にとってはそういう音楽に触れていたということが財産になるかもしれない。


少し歴史の話をすると、クラシック音楽はモーツァルト以前と、モーツァルトより後(ベートーヴェン以降)に分かれる。

これは実は学校の音楽史で習う一般的な分け方とは違うのだけど、あえてこう分ける。

別の言い方をすると、これはフランス革命以前と以降ということになる。

モーツァルトまでの時代というのは、作曲家たちは王侯貴族の生活の中の娯楽として、あるいはBGMとして音楽を書いていた。

逆にいうと、どんなに芸術的でも、どんなに美しくても、演奏中に王様があくびをしたら二度とその曲は演奏されないとか、居眠りされたらそこで公演中止とか、そういうルールがあったりもした。

権力者に気に入られなければ、当然クビにもなる。

だから、小難しいものはかけないし、楽しいものじゃなきゃいけない。

そして、長すぎると飽きられるから、あんまり長い曲もかけない。


ところが、フランス革命を初めとする運動によって、基本的に王侯貴族が文化を担う時代は終わった。

それ以降の作曲家たちは、より芸術的に、あるいは、自己満足的に音楽を作るようになると。

音楽が好きな人がコンサートホールにお金を払ってやって来る、という「音楽好きのための音楽」になっていく。

モーツァルトまでは一曲の時間はせいぜい5分くらいだったのが、15分とか30分なんて音楽も生まれてくる。

大体、クラシックが難しいとかややこしいというイメージになったのはこのせいだと思う。

だから、この辺りの作曲家の音楽というのは、クラシックが好きなわけでなければ一旦避けておいたほうがいい。

もちろん、聴きやすいものもたくさんあるし美しいものもたくさんあるけど、知らずに一枚買って外れを引く確率も高い。


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モーツァルトというのは天才と呼ばれていて、クラシックといえばモーツァルトみたいなところもある。

この人はとにかく「人気を取るための音楽」を書き続けた人。

これはお父さんの教えだったらしい。

難しいものを書くな。わかりやすく面白いものをかけ。と書いてある、お父さんからモーツァルト宛ての手紙も残っている。

「レクイエム」というのがあって、これだけは葬式のための音楽なのでやめといたほうがいいけど、それ以外ならなんでもいい。

ちなみに、モーツァルトの手紙というのもたくさん残っていて「あなたのうんこが好きです」とか、そういう感じで親しみやすい(?)。


ヴィヴァルディは「四季」という曲で有名。

名前は知らなくも、YouTubeで探せば、再生して2秒で「ああこれね」ってみんな思うはず。

なんか聞いたことは必ずあると思う。

この人は孤児院の音楽教室のオーケストラ専属の作曲家だった。

毎週だか毎月だか知らないけど、定期演奏会をやって客を集めて、寄付を集めなきゃいけない。

そのための音楽だから、当然小難しいことはない。

軽やかで美しくて、あっさりしてる。

人気が出すぎて、その孤児院の音楽教室に名士の子供達がこぞって通ったらしい。


とはいえ何を聞けばいいのか不安ということなら、あえていうなら、この二人の書いた「協奏曲」をお勧めするの。

この二人はそれぞれ沢山色々な曲を書いているけれど、その中でも「協奏曲」と呼ばれる曲をたくさん書いてある。

協奏曲というのは、オーケストラとソロの楽器で演奏する曲。

「ピアノ協奏曲」とか「クラリネット協奏曲」とか、楽器の名前が付いている。

なにしろソロの楽器の人から文句を言われないように、かっこよく美しく見えるように書かれているので、外れがない。


ショパンが好きとか、チャイコフスキーがどうのとか、音楽のことは話し始めたらとまらないのだけど、今回はこの2人を紹介して終わり。

実はモーツァルトとヴィヴァルディというのは、別に、入門編というわけでもない。

この2人は間違いなくクラシック音楽の最高峰の2人であって、この2人の音楽だけ聞いて「クラシックが好きです」と言ったって、クラシックファンから笑われることはない。