奥さんに連れ去られた子供と会う方法を考える ~奥さんと話ができない理由

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最初に言っておきますが、これは、全ての人に当てはまるわけじゃないです。期待しすぎないで下さい。


私がたくさんの子育てアカウントをフォローしている中で、お母さんたちがどんなことで旦那さんとの離婚を考えたり、実際にそれを実行に移したりするのか、その内心をたくさん見てきた。

そしてそれは、ひとりひとりの置かれた状況は違うにせよ、多くの人に共通するものが多くあったと思う。

そこから、あなたが置かれている状況と奥さんの気持ちを推測して書く。違うと思ったら時間の無駄だったと思えばいい。でも、一度そうかもしれないと考えてみてほしい。

あなたと、あなたのお子さんと、あなたの奥さん、全員か一部かわからないけれど、誰かのために。


ある日、家に帰ったら奥さんも子供もいなくなっていた。いま、どうしていいかわからない。

あるいは、ある日いきなり奥さんと弁護士とか、奥さんとその親族が現れて、離婚してほしいと言い出してそのまま子供を連れて行かれてしまった。

奥さんと二人で話せばわかってもらえるはずなのに、奥さんはこっちを見てもくれなかった。

そんな状況だろうか。

多分、奥さんは駆け落ちしたわけじゃない。家族や弁護士に洗脳されたわけでもない。

いままでずっと奥さんは、あなたと、話がしたかった。でもあなたは話を聞かなかった。あなたは聞いてきたつもりかもしれないし、会話してきたつもりかもしれない。でも、奥さんにとってそれは会話じゃなかったし、あなたは話を聞いていなかった。

少なくとも、奥さんがそう思っているということを理解してほしい。そしてできれば、自分は奥さんの話を聞いていなかったのだということを理解してほしい。


あなたから見れば、奥さんの気が弱すぎるのかもしれないし、真剣に言ってくれれば聞いたのに、なんていう風に思うかもしれない。でも奥さんはあなたに話そうとしたはずなんだ。

子育てがつらい。すこし休みたい。子供のことを見てほしい。家事を手伝ってほしい。子供が熱を出して医者にこんなことを言われたけど大丈夫だろうか。あれや。これや。。。

特に子育てのことは、いつだって真剣だ。

そのときにあなたは真剣に聞かなかった。

「こうすればいいじゃん」「そんなの簡単だよ」「全部まかせるよ」「俺は仕事があるから」「わからないよ」「なにをすればいいのか言ってくれればやるよ」「で、おれにどうしてほしいの?」

そんな風に答えていなかっただろうか。

子育てっていうのはそんなに簡単なものじゃない。

当事者として育児をしている奥さんだって、色々調べたり考えたりした末にどうしていいかわからないで相談しているのに、ちょっと話を聞いただけの旦那さんがなんにも考えずに簡単に結論を出そうとすれば、奥さんとしてはもうそれ以上相談する気にはならない。

何をすればいいのと聞かれても、どうしていいかわからないから話をしているのに、一緒に考えようとしてくれないならもうそれ以上話す気にもなれない。


例えば子供が熱を出して嘔吐した。

「具合が悪いなら病院に連れて行けばいいじゃん」と、あなたはいったかもしれない。

大事な子供が苦しそうにしているのに、大して満足に看てもらえずに風邪薬か何か処方されて、家に帰って薬を飲ませても治らなくて、そのまま実は大変の病気で後遺症が残ったり死んでしまったりしたらどうしよう。

医者にかかっても病気を見抜いてくれなくて亡くなった子供の話なんか山ほどある。

3分診療で「風邪」で帰されそうになったところでお母さんが勇気を出して「でも先生、なんかおかしいんです」と言ったら他の検査もしてくれて、結果として、そのまま帰ってたらその晩死んでいたような大変な病気だった、なんて話もいくらでもあるのだ。

じゃあ、どこの病院がいいのか、どんな医者がいいのか、何科にかかればいいのか、何を話せばいいのか、大変な病気だったら怖いから自分ひとりでいくのは怖いけど一緒に来てもらえないか。父親がいると、母親だけで行くよりも医者が真剣に看てくれるかもしれない。

こんな不安を抱えて「子供がつらそうなの」と言った奥さんに「病院に連れて行けばいいじゃん」なんていわなかっただろうか。

そんなことは奥さんだってわかってる。

あるいは「全部まかせるよ」「俺は仕事があるから」「わからないよ」「なにをすればいいのか言ってくれればやるよ」「で、おれにどうしてほしいの?」なんて言わなかっただろうか。

奥さんはそのときそれ以上話しをしなかったし、ひょっとしたら「うん、話をきいてくれてありがとう。もう大丈夫」なんて、笑顔で言ったかもしれない。

これであなたの中ではこの問題は解決した。話も聞いてあげたつもりになった。アドバイスもした。そして奥さんは思った。

「子供を守れるのは私しかいない。この人は親じゃない」

こんな会話を重ねるたびに、奥さんの中であなたはどんどんパートナーじゃないし父親でもない人になっていった。


その絶望がどんどんどんどん積もり積もって重なっていって、今、奥さんは「離婚しよう。もう一緒にいられません」とあなたに伝えたい。

当然あなたは「なんで?」と聞き返す。

でも奥さんは説明できない。これまでのひとつひとつの積み重ねであって、しかもそのひとつひとつは離婚するほど大きなことじゃないし、その場で大喧嘩をしてきたわけでもない。

暴力を振るわれたわけでもない。

でもそのひとつひとつを全部つなぎ合わせると「あなたは奥さんに対してパートナーに相応しい真剣な姿勢で向き合わなかった」ということ。

でもそんなことをいきなり言われてもあなたがそれを理解できないことは奥さんにもわかる。

奥さんはその場その場では、あなたを傷つけないようにと思ってそれ以上何も言わないできたから。

それをいきなり全部突きつける後ろめたさも少しはあるかもしれない(ないかもしれないけど)。

でもそれ以上に、今までずっとあなたが奥さんの置かれた状況を理解しようとせず、あるいは、簡単に考えて、真剣に一緒に考えようとはしてくれなかったことへの怒りと絶望の方がはるかに深い。

そして、矛盾するようだけど、「なんで?」と最後に聞かれたらそのときこそ奥さんは最後の絶望をすることになる。

「やっぱりこの人はなんにもわかってなかったんだ」


あなたは話をちゃんと聞いてくれる人じゃない。だから、奥さんはもうあなたとは直接話しをしない。

あなたが奥さんにしてきたことは実は「モラハラ」というやつかもしれないし、奥さんから見れば子供に対する「ネグレクト」と思われているかもしれない。

上の会話で言えば

「こうすればいいじゃん」「そんなの簡単だよ」

というのは「お前がやってることなんか俺にとっては簡単だ」というメッセージなのでモラハラ。

「全部まかせるよ」「俺は仕事があるから」「わからないよ」「なにをすればいいのか言ってくれればやるよ」「で、おれにどうしてほしいの?」

というのは当事者意識の欠如で、子供について心配したり考えたりすることを放棄しているネグレクト。

モラハラとかネグレクトとかいうのはあまり定義が決まっていなくて、うかつにつかっていい言葉ではないけれども、どう呼ぶにせよ、これをずっと続けてきたとすると、それは育児放棄といわれても仕方ない。

奥さんが子供のことをあなたに「全部任せるよ」「わからない」「何をすればいいのか言ってくれればやるよ」「で、あたしにどうしてほしいの?」って言ったことを想像したらわかりやすいかもしれない。

「母親失格」って思うでしょ。あなたもずっとそう思われていたってこと。

だから奥さんはもう、あなたを子供に会わせる気にもならない。

いまさら父親面されるのは、彼女にとって耐え難いことなんだ。


だからまず、あなたは手紙を書かなければならないかもしれない。

あるいは、奥さんの家族なのか、弁護士なのか、とにかく誰かに伝えてもらわなければいけない。

自分がいかに奥さんに向き合ってこなかったのか。

ひとつひとつを真剣に思い出して、ひとつひとつについての謝罪を。

思い出せなければ、とにかく自分が奥さんに向き合ってこなかったこと、話を聞かなかったこと、子供のことを真剣に考えていなかったことを。

そんなことで奥さんは許してはくれないだろうと思う。あなたはもっとひどい人だったかもしれないし。

でも、「おや?」とは思うかもしれない。「離婚するとなったら、ようやくわかったのかもしれない」と思うかもしれない。

これだけで離婚が回避できるとは私は全く思わないけれど、これが無ければ子供とは、もう、一生会えないかもしれない。

そういう覚悟で、自分を振り返ってみてください。

あとは、奥さんと、いままでのあなたの行動が決めること。

真剣に相談がしたければ、Twitterで私にDMをくれれば、もっと具体的に相談に乗ってもいいです。

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