子育て未経験者の意見を聞きたくない

子育てを考える

子育てについてツイートしてると、時々とんちんかんなリプライをもらう。

中でも子育てしたことのない人からのリプライは本当に意味がわからない。

「ベビーカーで駅に行ったら大変だった💦」

「子育て中は外出しなければいいのでは?」

「外で子供が泣いて大変だった💦」

「泣き止ませられないのは親失格。外出するな。」

「睡眠不足で辛い💦」

「子供が寝てる間に寝れば?」

「子育てしてると家事できない💦」

「効率よくやれば家事なんて簡単にできるはず」

みたいなやつ。


いろいろ説明しても、何しろ経験がないので理解は進まない。

話しだけ進んで「やったことないからわからないでしょうが」みたいな言葉が出ると

「子育てしたことないなら黙ってろってこと?それって子無し/男性差別じゃない?」

みたいなことを言ってるのも、パパママアカをやってる人はみんな何度も目にしてると思う。

こんなものが差別なわけはない。

むしろ差別してるのは彼らの方だ。


なんでやったこともないのに、自分には理解できると思うのか。

なんとなく、傍目には誰でもできそうで誰にでもわかるような気がすることというのは、世の中にはたくさんある。

育児もそのうちのひとつだし、介護とか保育とか、赤字の会社の経営とか、サッカー日本代表の選手選定とか明日の先発ピッチャーに対する打線の対策とか。


やったことがない人がこういうことについて話したり考えたりすることは、別に悪いことではない。

ただ、真剣にやってるこちらとしては、そういうのは新橋辺りの居酒屋でやってほしいのだ。

間違っても、直接言ってこないでほしい。

やったことも学んだこともない人の中途半端以下の知見で考えたことなど役に立つわけがない。

なにしろこちらは勉強もしてるし今まさにリアルタイムで経験もしてるのだ。

なんの勉強もしてない人の意見など聞いてる暇もないし、そういう人たちに状況を説明する体力もない。

だから、とりあえず自分でもやってから来てもらえませんか?となるのだ。

それをやったこともないのに「自分にはわかる」としたり顔で言うのは「子育てしてる連中は自分より格下だ」と思ってるからに他ならない。

彼らは、実際にプロ野球選手が目の前に来たら、バッティングのフォームのアドバイスをしようとは思わない。

たとえそれが控えの選手だろうが新人だろうが二軍の選手だろうが、だ。

そこには敬意がある。

ところが、おっさんが若い父親に、大学生の男の子や子無しのOLさんが若い母親に、マウント気味に「アドバイス」しようとする。

これは実際にやってる人に対して普段は持ってる敬意が、この場合はないからだ。


そういう人たちを「想像力不足」という人たちがいるけど、私はそれは違うと思う。

恐らくああいう言動は彼らの父親から彼らの母親に対して行われていた差別的な言動のコピーなのだろう。

そもそも子育ての実態を想像しようという気すらないのだ。

なぜなら彼らはすでにわかってるつもりだからだ。

お母さんの子育てを見てきたからだ。

それが、お母さんが大変なところや辛い顔を子供に見せないように努力して見せてきた幻想だなどということはつゆほどもわからない。


ただ、もし仮に想像しようと思っても、それは難しいだろう。

昔から「百聞は一見に如かず」という。

まして、一聞か二聞、よくて十聞くらいしかしてないひとたちが想像でなんとかできるものではない。

人間の想像力なんてそんなもんだ。


Twitter上で、子供がいない人や子育てをしたことがない人の意見を聞かないのは、別に差別ではない。

差別と言うのは出身や性別、肌の色等でで扱いを変えることを言う。

間違った意見を退けるのはただの判断だ。

意見を言うのは自由だけど、言われた意見を取捨選択する権利はこちらにある。

しかも、私たちは未経験者だから意見を聞いていないわけではない。

聞くくらいは聞いてるけど、的はずれすぎて返信する気にも説明する気にもならないだけだ。

もちろん、わざわざ未経験者に意見を求めに行くことはない。

これからデートをするとして、わざわざ童貞とわかっている人にむつみごとの相談をすることはないのと同じことだ。

なんであれ、アドバイスは経験者に求めるものだ。

とにかく、お互いの平和のために、未経験には近寄らないでいただきたいものである。

蛇足ながら、こういうアドバイスをしてくる「家事育児をしない旦那さん」という存在は本当に厄介だろうなぁ…