「イクメン」にはロールモデルいなくて辛い、ということについて
保育園から呼び出しの電話がある。
子供の病気で休む。
夜は夜泣きにミルク対応で寝不足だ。
奥さんも働いてて、思う存分残業はできない。
そんな「イクメン」さん達。
ツイートの中の「ロールモデルになるような先輩がいないから難しい」という人がいた。
まあ、確かに。
先輩や上司の理解がないとめんどくさいだろう。
ロールモデルになるひとがいるかいないかは大きい。
しかし、だ。
それはワーママも同じだ。
ワーママ達も同じようにロールモデルがまだまだいないなかで戦ってきた。
時短で働き、保育園の呼び出しがあれば仕事を切り上げざるを得ない。
残業も出張も無理。
ワーママの方が、イクメンよりも少し早く世の中に出てきた印象だが、多くの現場ではまだまだ同じような状況だろう。
広い目で見れば、彼女らが戦ってきた、切り開いてきた道を私たちは通っているに過ぎない。
今さら「イクメン」もへったくれもないくらい、社会にはロールモデルがいるのだ。
同じ職場にロールモデルはいなくても、日本中にワーママ、ワーパパの同士がいる。
子育てをなにもせずにのうのうと仕事だけやって「社会人」みたいな顔をしてきたおっさん達に立ち向かうべく、一緒に戦っている。
それぞれが各所でロールモデルとなり、10年後20年後には、これが当たり前の世の中になる。
身近に仲間はいなくても、日本全体の潮流はとっくに動き始めているのだ。
そのときに、最先端を走ってきた尊敬されるじじいになるのか、時代遅れのじじいになるのかが、今試されている。
ロールモデルがいないなんていうのは、甘えだと思うし下らないいいわけだと私は思うけれど、それ以上に、自分の未来のために、自分がロールモデルになる。
それが、社会や会社のためだけでなく、個人の幸福のためにも最良の道だと私は信じている。
死ななければ、じじいには必ずなる。
じじいであるばかりでなく、時代遅れのじじいになるなんて、私はまっぴらごめんだ。
恥ずかしいけど、こんなことを言ってしまったことがある。
パパになる前、子供が熱を出して病児保育に預けようか悩んでいたママさんをしかりつけて泣かせてしまったときの話
わたしは、逃げるわけにはいかない。
逃げるつもりなんか、もちろんないけど。
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