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父親になるための準備

奥さんの妊娠がわかったら、準備して欲しいことがある。

父親になるための準備。

奥さんはつわりがあったり、お腹が重くなってきたりで色んなことができなくなって来る。辛い思いをしてる奥さんには申し訳ないけど、夫が父親になるために色んなことを練習するためにはちょうどいい。

子供ができるということは、少なくともそれから数ヶ月、人によっては数年間、奥さんの時間の9割以上が子供のために割かれるということ。 睡眠時間すら子供のためにほとんど取れなくなることもある。これは、あなたがちゃんと父親になるための準備をしていようがいまいが、関係なくそうなる。

そんな中でもうひとりの親になるあなたは何をできるようになっていればいいのか。とりあえず3つだけ伝えたい。


①皿を洗えるようになる

ばかにするな、と思うだろうか。皿くらい洗えるよ、と。

でもこれがなかなか大変だ。

仕事で疲れて帰っても、出張からの帰宅でも、仕事の付き合いで飲んで帰った日も、とにかく食器がシンクに溜まっていたら全部洗う。

私は毎日洗う必要はないと思う。ある程度溜まってからでもいい。でも、奥さんが洗う前に、奥さんが洗おうと思う前に、奥さんがイライラする前に、あなたが洗わなければいけない。

食器を洗って、シンクの周りを綺麗にして、鍋やフライパンも洗って、コンロの周りも綺麗にして、三角コーナーや排水溝の生ゴミをちゃんとビニール袋か何かに入れてゴミ箱に捨てて、ネットを付け直す。

私は食器を拭いて食器棚にしまうのは無駄だと思っていて、洗いかごに入れて自然乾燥に任せるのだけど、気になるならそこまでやってもいい。

ここまでやって「皿洗い」完了。


②ゴミを捨てられるようになる

これまたバカにするなという声が聞こえてきそう。ゴミくらい捨てられる、と。

でも、これがなかなか大変だ。

部屋に落ちてるゴミをゴミ箱に捨てる。髪の毛や食べかすやなんかもちゃんと拾って捨てるか、掃除機をかけて掃除機に溜まったゴミも捨てる。

地域によって違うけど、ゴミはちゃんと分別する。

私の住む地域なら「燃やすゴミ」「プラ」「カン」「ビン」「ペットボトル」「紙、布」「燃えないゴミ」に分かれている。もちろん出す日も決まっている。地域によっては袋が決まっていたりビンの色ごとに分別しなきゃいけないところもある。

で、ゴミを出して次のゴミ袋をゴミ箱に装着して「ゴミ捨て」完了。


③洗濯をする

洗濯機に入れて、洗剤を入れて、ボタンを押すだけ、ではない。

これがなかなか難しい。

実は私は、洗濯が苦手。一応できるつもりだけど、やると何かしら失敗することが多いのでなるべく干すところ以降だけやるようにしている。洗濯物は思いつくだけでもこのくらい分類がある。

・普通に洗っていいもの(だいたい自分のパンツやシャツだ)

・オシャレ着洗いするもの(洗剤はオシャレ着用、洗濯機も手洗いモード)

・柔軟剤を使うもの(使わない人もいる。タオルとか?)

・事前に手洗いが必要なもの(シミがついてるものとかウンチのついた子供の服とか)

・ネットに入れるもの(レースがついてるものとかシワにしたくないものとか女性の下着とか)

・クリーニングに出すべきもの(スーツとか)

・そもそも洗っちゃいけないもの(オートクチュールの服とか高い着物とか)

あとは漂白剤を使っていいものとダメなものとか、初めて洗濯する色の強いものは他のもの(特に白いもの)と一緒に洗わないとかもある。子供が生まれると子供の着るものは子供服専用の洗剤を使う人もいる。

奥さんには奥さんのこだわりがあったりするので、それは必ず確認する。間違えると奥さんに怒られるだけじゃなく、本当にその服は二度と切られなくなったりするので要注意。

そしてこの数々の困難とトラップを乗り越えた先に洗濯物干しがあるのだけれど、そこでも乾燥機にかけていいものとダメなもの、天日に干していいものとダメなもの、外に干していいものとダメなものなんかがある。

乾いた洗濯物を取り入れて、畳んで、しかるべき場所に整頓してしまう。乾燥機を使っていたらフィルタを掃除する。

ここまでできて、洗濯終わり。


まずはこの3つを1週間、奥さんに一切やらせないようにしてみるところから始めてほしい。それをやったらどうなるのかは体感して欲しいのだけれど、一応どうなるのかも書いておく。

とりあえずひとつひとつをできるようになっておいて、奥さんのつわりが始まったらとりあえず1週間を目指してやってみたらいい。

これが完全にできて、奥さんがこの3つを一切やらないでいいレベルになったとき、あなたは他のことも大体出来るようになっている。

正確には「〇〇」という家事にはその名前の部分の前後にたくさんの仕事がくっついていて、そこまで全部やるのが家事なのだということがわかっている状態になっている。

そして、それぞれの家事はそれなりに大変だけどそれなりに簡単で、それはそれとして毎日家庭の状態を維持するためにこれらのことを継続的にやらなきゃいけないことの大変さが理解できるし、それをやり切れる力もついている。

子供が生まれたら、奥さんは家事どころではない。夫のことはおろか自分のことだってほったらかしになる。夫は自分のことはもちろん奥さんのことだってやらなきゃいけないし、当然子供のことだって覚えていくことになる。

まずはこの3つ、あとはこの3つができるひとなら「あれもやろう」「これもやろう」と思えるはずだし、言われなくてもできるはず。

なに、やってみればみんなやってること。

ひとつひとつはそんなに難しいことはない。


とはいえ、実は私は出産前からこんなことをしていたわけじゃない。はずかしながら、いまだって全部ちゃんとやれるわけじゃない。

手を抜くところは手を抜いていいし、奥さんと得意分野を分け合ったっていい。

ただ「皿を洗うだけ」「ゴミを捨てるだけ」「洗濯機を回すだけ」じゃ、何にもやってないのと変わらないんだっていうことを早めに知っておいて欲しいということ。

もしあなたが、子供ができたわけでもなくたまたまこれを読んだだけ、あるいは子供ができてからだいぶ経ってこれを読んだひとでも、もし上の3つができてないなぁと思うなら、まあやってみて損はないからやってみて。今までよりも少し、人生楽しくなるから。

大丈夫、あなたならできる。私にだってそれなりにできたんだから。

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