お父さんであること, 日記

たいきとパパは公園にたどり着いた!

いままでも、何度もたいきとふたりで散歩はしていた。

まあとにかく重たくなった。抱っこ抱っこといわれるけれど、おまえ、もう6キロの頃とは明らかに体格違うからな、って言いたい。言いたいけれど、どうせ覚えてないだろうし、言ってもわからないだろう。

生まれて初めて抱っこしたのはパパ(奥さんごめん)。2ヶ月の里帰りのあと、毎晩毎晩寝かしつけの抱っこもしてきた。8ヶ月の頃(去年の4月)から毎日してきた保育園の送りだって半分以上は抱っこだったかもしれない。

朝は冷蔵庫の中を確認する抱っこ。トイレの後追いで抱っこ。眠くて抱っこ。転んで抱っこ。夜中にどうしても寝ないたいきを、外に連れ出して抱っこ。抱っこ抱っこ抱っこ。

最初は何も言わず手を広げて抱っこを要求していたたいきが、いつしか「がっこ!」と言うようになり、いまではちゃんと「抱っこ」と言えるようになった。私はいまだに「がっこ」が抜けない。


今日の散歩は様子が違っていた。ご機嫌な様子で手をつなぐ。

おお

楽チンだ

たいきが行きたい方に行けるように、たいきよりすこし早いペースを意識して歩く。

こんなに早く歩けるようになったんだなぁと思う。


歩いて10分ぐらいのところにあるらしい公園。保育園ではしょっちゅう行っているらしい。今まではいつもそこを目指すのだけど、なかなかたどり着くことはできなかった。たかが10分の道のりは、奥さんの実家九州よりもはるかに遠くに感じていた。

それが今日は、なんともあっさりと、たどり着いてしまった。

小学校の校庭の1/4ぐらいの広さだろうか。同じ1歳ぐらいの子供から、小学生ぐらいの子供まで、ずいぶんたくさん遊んでいる。ボール遊びもOKらしい。お父さんとキャッチボールやサッカーをしている子もいる。


たいきは興奮して駆け出した。

公園の中では手はつながなくていい。後姿を見守る。時々振り返ってはにこっと笑顔を見せ、さらに遠くに走っていく。それをゆっくり歩いて追いかける。

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すこし進んでは、お父さんが後ろにいるか確認して、いるのに安心してまた走りだす。

ボールを投げる小学生に「すごいねー」といいながら手を叩く。

サッカーボールを追いかける。

滑り台に恐る恐る手を伸ばし、滑ってみるのかと思えば「こあい」と言う。

公園のすみっこの立て看板をしきりにたたく。

結局砂場に落ち着いた。

自分が小さかった頃の気持ちなんてまるで思い出せないけれど、なるほど確かにたいきは砂場で遊ぶことにした。砂場って何が楽しいのかよくわからなかったけれど、やっぱり子供にはたのしいらしい、

とりあえず砂場の中を駆け回り、とめる間もなく泥浴びをはじめた。

なるほど、よく子供が「どろんこになって遊ぶ」と言うけど、これを見る限りどうも、あれは何の比喩でもないらしい。あっという間に泥だらけになる。そしてさらに今度は土を体に塗り始めた。

もう、いまさらとめてもムダだ。

さらに自分の隣をゆびさして「こっこ!こっこ!」と言っている。

となりに座れということらしい。

やれやれ、もうお父さん40歳だよ。

このとしで砂場に腰掛けて遊ぶなんて思っても見なかった。

ふたりで砂場に座って、泥を握ったり叩いたり。

まだ山を作ったりはしないらしい。

泥をなめようとするのをあわててとめる。

びっくりしたたいきがこっちを見て手を伸ばすと私の顔にも泥がついた。

ふたり、泥のついた顔を見て笑いあった。

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公園の水道で手足と口の中を洗ってやったらズボンまでびしょびしょ。

帰りは大体抱っこで帰った。

10分の道のり、たいきは私の腕の中で上機嫌に歌をうたったり踊ったりしていた。

まだそれが何の歌で、何の踊りなのかはわからない。

わからなくていい。

もう少し、そんな調子でどろんこでにこにこ笑うたいきでいて欲しい。

来年の今頃はきっと、一緒に歌を歌うんだろう。

夏の夕暮れの風に吹かれて、楽しかったね、また来ようねって、言うんだろう。

そしていつか、その「また」が来ない日が来るんだろう。

こんな幸せな日が、ある。

泥だらけの、びしょびしょの体を抱きしめながら、ぬくもりを感じていた。

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