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「子供はやっぱりお母さんがいい」

たいきはいま1歳9ヶ月。

奥さんが言う。

「たいきの人生の1/3はわたしのお腹の中にいたんだよ。」

そうだよなぁ。

女の人が「子供はやっぱりお母さんじゃなきゃ」というのは、子供への愛情と、責任感と、自分が産んだんだっていう矜恃。

お腹の中で育てたっていうのは、やっぱりすごい。

うらやましい。


夜中になかなか寝ないで泣き続けるたいきを抱きながら

夜中におっぱいが欲しいと泣き続けるたいきを抱きながら

ぶっちゃけ「やっぱりお母さん」なのかなぁと、思ったことはある。

隣の部屋に寝てる奥さんのところに行って「やっぱりお母さんじゃなきゃ無理」って言いたいと思ったこともあった。

そういうときは、歯を食いしばってがまんした。

ちがう。

そうじゃない。

泣かせておくしかないときはあるのだ。

今はお腹が空いてて、あるいは口さみしくて泣いてる。

でも授乳間隔はちゃんと開けなきゃいけない。

だから、今お母さんが抱っこしたって、おっぱいがもらえない、とたいきは泣き続けるに違いない。

ひょっとしたら、おっぱいがもらえるかもって思ったのにだめだったともっと泣くかもしれない。

いや、そうに違いない。

外に連れ出したり、歌を歌ったり、レコードを聴かせたり。

色んなことをした。

辛いときもあったけど、楽しかった。

眠ってくれたときは、本当に嬉しかった。

結局寝ないまま授乳できる時間になって、奥さんを起こすときも、誇らしかった。

この貴重な奥さんの睡眠時間を確保してるという喜びもあった。

奥さんが一生懸命夜泣きに対応してくれることだってもちろんあった。

何回かは「ごめん、むり、起きて」と夜中に起こされて対応を変わったりもした。

そうやって信頼してくれるのがうれしかった。


私が奥さんにたいきを押し付けるのに、

たいきから逃げるのに、

一番便利な言葉が

「やっぱりお母さん」。

でも、私が「子供はやっぱりお母さんがいい」と言っちゃったら、奥さんにはもう逃げ場はない。

それを言っちゃったら、私はもうお父さんでも夫でもいられない気がしていた。

奥さんからも一生信頼してもらえなくなる気がしていた。

どうしても辛いときというのは、どうしても眠いときとか、腰が痛いときとか。

そういうときは素直にそう言った。

それは「今日はむりだから代わって」っていうこと。

ごめん、今日は代わってほしい、明日またがんばる。


「子供はやっぱりお母さん」っていうのは、もう今後ともワタクシはがんばりません、という意味なんだとおもう。

一言で言えば、甘え。

おっぱいがないなりに、お腹で育てたわけじゃないなりに、やれることは全部やるし、考えられる限り考える。

成功したことばかりじゃないけど、何にも役に立たなかったわけでもない。

ひとつひとつ真剣に考えて向き合って来た。

そうして、私が辛いときの逃げ場は奥さん。奥さんが辛いときは私が逃げ場になる。

そうやって来た誇りがあるから、わたしはたいきの父親ですって胸を張って言えるし、私たちは夫婦ですって自信を持って言える。

このイヤイヤ期も乗り越えられる。

そして、これから先も何があっても奥さんと一緒に子育てしていけるんだと思う。

イヤイヤ期よりはかなり前、すべてを拒絶するポーズのたいき

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